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僕を殺した女 (新潮文庫)

僕を殺した女 (新潮文庫)

僕を殺した女 (新潮文庫)

作家
北川歩実
出版社
新潮社
発売日
1998-06-30
ISBN
9784101145211
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僕を殺した女 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

北川歩美デビュー作品。主人公の有一がある朝目を覚ますと、宗像という知らない男の部屋であり、自分の身体は女になっており、5年もの月日が過ぎていたのだ。本作の特筆すべき点はSFミステリではなく、こうした謎解きをする現実の物語である事だ。設定の衝撃と展開の速さが良いので、アッと言う間に主人公の視点になっていく。「僕は女ではない、何で解らない!」など、何回も叫んでしまった。自己のアイデンティティーに対する考えと、科学的問題解決が作中に在るという珍しいスタイルが作者の特徴なのだろう。もう少し、簡潔で良かったのでは。

2017/09/25

アッシュ姉

複雑すぎて混乱。まどろこしくて難解。二転三転どころじゃなく、どんでんどんでん転がっていくので、私の足りない脳ではついていけず、途中から白目剥いて降参。あれもこれも盛りだくさんで全部組み立てたのはすごいと思うけど、わたしゃ頭使いたくて読書してるわけじゃないもんと負け惜しみ。別の作品の読友さんのレビューに惹かれて気になった北川さん。せっかくなのでデビュー作から手にしたが、素直にオススメ作から読めば良かった。気を取り直して二冊目いきます!

2015/11/20

ジンベエ親分

頭が痺れた(笑) 主人公(有一)ある日目が醒めると女になっていて、しかも5年ほど経っていた。さらに、有一と名乗る男が目の前に現れる。これをSFでなくあくまでも正統的なミステリーでケリを付けるというのだから、どう論理展開していくのか見当もつかない。しかも「ラストの驚愕のどんでん返し!」級の展開が序盤からひっきりなしに来る。中盤から主人公の正体は2人に絞り込まれはするのだが、絶えず話がぎったんばったんとひっくり返されるため、主人公でなくても精神崩壊しそうになる。とにかく受け身で読んでいては付いていけない傑作。

2017/11/15

Tetchy

ある日目覚めると女になっており、しかもその世界は五年後の世界だったというSFとしか思えないこの設定に論理的解明を試みた野心作。真相が明かされるとある名作と現代病を上手く繋ぎ合わせたハイブリッド・ミステリだと気付く。しかし刊行当時はまだこの症状は一般的ではなかっただろうから、早すぎた作品と云えるだろう。ただ謎は魅力的だが、最後に明かされる真相、つまり企業の跡取りを巡る親戚、関係者の犯行計画は複雑すぎる。色々詰め込みすぎで、特に後半はどんでん返しが執拗に繰り返され、理解に困難を生じてしまうのが惜しいところだ。

2010/03/30

ヨーコ・オクダ

北川センセやから覚悟してたけど、やっぱり途中で複雑過ぎてこんがらがってきたw篠井有一が主人公。ある朝、目覚めるとナイスバディな美女・ヒロヤマトモコになっていて…。その目覚めた場所は5年後の自分の部屋で、現在は宗像久という男が住んでいる。有一がトモコの身体、宗像の金銭的、物質的好意を利用しながら、自分の身体を探し求めるストーリー。SF的な結末になったら興醒めやなぁ…と思いながら読んでいくと、きっちり正攻法で謎を回収してくれてホッとした。後半のどんでん返しの嵐は凄まじい!?

2020/02/03

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