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できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫 い 36-8)

できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫 い 36-8)

できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫 い 36-8)

作家
糸井重里
ほぼ日刊イトイ新聞
出版社
新潮社
発売日
2015-02-28
ISBN
9784101183190
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できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫 い 36-8) / 感想・レビュー

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佐島楓

「考えているだけではだめだ。そして、考えることをあきらめてもだめだ(ほぼ日刊イトイ新聞・永田泰大氏)」あの状況下で、情報を発信することの難しさを、糸井さんの言葉で痛感させられた。この本の印税は、全額復興支援活動に寄付されるということを、巻末にこそっと書いてある。それがまた、「ほぼ日」らしい。

2015/03/11

くぅ

できることって何だ?あの時から考えて募金もしたけど、結局継続できるのは忘れないことだと思う。そもそも「やったぞ!やってるぞ!」って言うことでもない。私はほぼ日を読んでいないし、まさに読んでよかったと思う普通の誰かだ。だからヤマト運輸の取り組みには敬意を持ったし、現地で事業を立て直す方々のパワーに心震えた。また高校野球と制限区域に残された動物達を助ける取組みを書いた章では涙がでる。『具体的に祈れるようになるというだけで、願いはもう叶いかかっている』という事を信じ、不明者の発見や現地復興、鎮魂を祈りたい。

2015/03/11

akio

「自分たちは、世界を変えることはできない。だけど、こうして誰かの世界を変えることはできる。簡単なことだ。あきらめなければいい」震災から5年経とうというタイミングにやっと読めました。涙が込み上げてくる箇所がたくさんあります。尊くて、眩しくて。良いことばかりでも、前ばかり向けないことも、たくさんたくさんあるのだと思います。それでも、本書から感じた様々な想いや光が、ひとりでも多くの人たちに伝わりますように、繋がりますようにと心から思います。そんな願いのような祈りのような本です。「光の射す方向を向こう」。

2016/03/10

森の猫

2011年の東日本大震災以降 ほぼ日で掲載されたコンテンツを増補改訂したものです。 当時 web上で読んでいたのと、今 4年経って 文字を読むのとでは また違った印象でした。当時、自分がいかに浮き足だっていたか、思い出します。 2011年 夏、福島の高校野球の章は 夢中になって読みました。 福島・警戒区域の動物たちを保護する活動に同行したリポも 心の芯がぎゅっと苦しくなるような感じ。でも ミグノン代表の友森さんの言葉に救われます。 できる時にできる事をできるだけ、金言だと思います。

2015/03/11

西澤 隆

僕がマスコミに対して思っている違和感は「自己矛盾に苦しむことなく使命感のみで伝える傲慢さを当たり前だと勘違いしてない?」というもの。「福島の特別な夏」で永田さんは繰り返し立ち止まり考え直し、悩みながら伝える。この悩む部分が日々の新聞記事の中に繰り返し出てきたらそれはプロではないと思うけれど書かれていない記事の向こうにその姿勢は必ずあるという信頼がなければエラそうな記事は絵に描いた餅でしかないと思う。他にも一冊通してポジティブさを探す本。不安隠蔽ではなく動き出す力のためのポジティブ。こういう姿勢、好きです。

2015/03/29

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