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果ての海 (新潮文庫 は 67-5)

果ての海 (新潮文庫 は 67-5)

果ての海 (新潮文庫 は 67-5)

作家
花房観音
出版社
新潮社
発売日
2024-02-28
ISBN
9784101205854
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果ての海 (新潮文庫 は 67-5) / 感想・レビュー

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みこ

内縁の男を殺し、顔と名前を変え、娘を残し女は福井に逃げる。主人公の弱いようで強く強いようで弱い人間性が終章の娘のパートでより鮮明に解析される。彼女が福井で深くかかわるのが、旅館のオーナー、コンパニオン事務所の社長、ストリッパー、年下の先輩の4人だが、感謝の気持ちと情の深さが必ずしも比例しない人間関係の複雑性も面白い。露骨な性描写が少なからずあるので一般紙の書評などで紹介しずらいのかもしれないが、もう少し日の目を浴びて称賛されても良い作品に思える。

2024/04/08

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