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暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

作家
原田マハ
出版社
新潮社
発売日
2018-06-28
ISBN
9784101259628
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あらすじ

ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレーター八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!(解説・池上彰)

暗幕のゲルニカ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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SJW

「楽園のキャンバス」の主人公ティム・ブラウンも出てくるアートサスペンスのシリーズ作品。解説はなんとあの池上彰さん。ストーリーはピカソがスペイン内線を憂慮している第二次世界大戦前からと、9.11にWTCが破壊される直前の2つの話が同時平行で書き綴られている。ピカソの話はスペインのゲルニカがドイツの空襲を受けて破壊された後、反戦メッセージとして描かれた「ゲルニカ」がどのように製作されて、どのように守られたかについて。現代の話は9.11テロの後、夫を亡くした八神瑶子がいかにして(続く)

2018/12/30

KAZOO

雑誌「図書」で原田宗典さんの妹さんであることがわかってやはりと思いました。私にとってはすばらしい小説でした。この作品も「楽園のカンヴァス」と同じような感じで現在と過去とが交錯して物語が進みます。「ゲルニカ」は私が昔スペインに行ったときにはまだプラド美術館にはなく見たいと思っている作品です。その作品を中心としてピカソの思い入れや現代の主人公の「ゲルニカ」に対する気持ちなどが込められています。

2018/08/04

bunmei

今回の画家は情熱の天才画家ピカソ。近代美術のデフォルメされた絵画の中で、反戦の象徴とも言える『ゲルニカ』がモチーフ。過去のヨーロッパにおけるナチスを筆頭としたファシズムによる弾圧と現代の9.11同時多発テロとの、2つの争いをタイアップさせる中で、ピカソの私生活と共に辿る文章構成。数奇な運命を辿った『ゲルニカ』に込めた思いや見方、考え方が伝わってきます。ピカソと主人公・瑤子の中に燃え上がる反戦への思いと作品への情熱がほとばしる作品です。これまでのマハ作品の中で、一番エネルギッシュな作品でした。

2018/07/23

enana

暗幕の下にこそ、決して目を逸らすことのできない真実がある ゲルニカを消したのは誰だ――? 衝撃の名画を巡る陰謀に、ピカソを愛する者たちが立ち向かう。現代と過去が交錯する怒濤のアートサスペンス!

2018/07/28

小説を最初に書いた人にありがとう

原田マハの絵画小説。楽園のカンヴァスを読んで以来、このシリーズのファンになった。ストーリーは1930年代のピカソが活躍した時代と2001年からの現代を交互に描き、話が収斂されていく。戦争・テロの否定と平和の大事さをアートを通して伝える良質な作品だった。どこがフィクションでどこまでがノンフィクションか知識のない自分には分からないが、ゲルニカと言う絵をその背景を感じながら初めて見て、ピカソの思いはわかった気がした。

2018/08/05

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