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風と行く者 (新潮文庫)

風と行く者 (新潮文庫)

風と行く者 (新潮文庫)

作家
上橋菜穂子
出版社
新潮社
発売日
2022-07-28
ISBN
9784101302850
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ジャンル

風と行く者 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミュポトワ@猫mode

風と行く者、読了しました。本編はすでに完結しているので、外伝としての位置づけになるのかな。作者はこれを一時期お蔵入りにしていたようですが、わからないでもない。これは、本筋から見るとだいぶ変わっていて、大きな心境や環境の変化がないと書けないものだと思う。守り人シリーズも、もう25年以上経過しているんですってね。そりゃ大きな変化も起きますわ。っで、この本の最後、良かったなぁ。良いハッピーエンドで終わってくれて良かったです♪またこの守り人シリーズの新作、出ないかなぁ。この世界はどれを読んでもホントに大好きです!

2022/09/29

ひさか

2018年12月偕成社刊。書き下ろし。2022年8月新潮文庫化。何年ぶりのバルサと邂逅だろう。長編の中で、16歳のバルサと36歳のバルサが登場する関連する2つの興味深い話が語られる。強固で緻密な守り人の世界観というのは、別格で、今回もバルサや他の人の言葉のあちこちに守り人世界のことわりがたくさん登場した。面白くて夢中になります。

2022/12/08

あきぽん

御両親を看取った上橋先生が紡ぐ大人の物語。過去は変わらない、死者の時間は進まない、でも自分が年を重ねて変わるとそれらに対する新しい視点と発見が生まれ、末来への原動力となる。過去も死者もそういう意味で「生きて」いるのだ。物語も同じ。だから再読の価値があり、物語も「生きて」いる。

2022/09/07

やっちゃん

外伝にしては世代を跨いだ力作。人間関係理解するのに大変だったがミステリ調なのもあって楽しめました。自分の考えにとらわれ行き詰まった時には他人の意見を聞いてみるって大事ですよね。シリーズを短期間で読み通しましたがとても良かった、アニメやドラマも観たい。

2023/04/11

mayu

守り人シリーズ外伝。まずは、またバルサに会えたことが嬉しい。バルサはまだ少女の頃、ジグロとともに、風とともに流離い歌と踊りで鎮魂するサダン・タラムの護衛をしていた。時はめぐり、再びサダン・タラムと旅をすることとなる。今はもう会えない人々。バルサとジグロは本物の親子以上に親子だった。バルサの中にはジグロと一緒に過ごした時間が生きている。時を経たからこそ気づけたこと。厳しさの裏にある慈しみや愛、教え導いてくれた時。弔いとは、亡き人の想いを胸に宿して生きること、次に伝えていくことなんだと感じた。

2022/08/15

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