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近親殺人:家族が家族を殺すとき (新潮文庫 い 99-11)

近親殺人:家族が家族を殺すとき (新潮文庫 い 99-11)

近親殺人:家族が家族を殺すとき (新潮文庫 い 99-11)

作家
石井光太
出版社
新潮社
発売日
2024-01-29
ISBN
9784101325415
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近親殺人:家族が家族を殺すとき (新潮文庫 い 99-11) / 感想・レビュー

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犬養三千代

血は汚い。家族って何なのさ!! でも誰でも『このクソ親父』『クソババア』って思ったことあるよね。殺人までいくにはなかなかハードル高いのだけど、容易く超えてしまう何かがある。

2024/04/10

uran

キツかった。家族だけで背負い込まないこと!なんだろうけど、なかなか外には相談しづらいだろうし、相談したところで早急に解決するとは思えないし。本当に難しい。

2024/04/06

鷹ぼん

「ウチとは無縁」「ウチは大丈夫」と今は思っていても、そういう日が絶対来ないとは限らないわけで、想像するに恐ろしい気持ちになる事件。とりわけ「介護放棄」「貧困心中」「老老介護」が起因となった事件は「明日は我が身」を感じさせられ、重い、考えさせられる事件だった。行政や関連団体、医療機関をうまく活用すれば、最悪の事態だけは避けることができたかもしれないケースもあれば、それでも手に負えないケースもあって、言葉が出ない。もし、自分がこういう事態になったら、途方に暮れるしかないような気がして、キッツい読書となった。

2024/03/17

さとみなおと

長女が読みふけっていたので読んでみた。介護・引きこもり・貧困など、近親殺人の背景にある社会問題が語られる。なかでも深刻なのは精神疾患。病院の精神科の経営は赤字であることが多い上、職員にとってもストレスが大きな職場。長期入院を拒む病院が多く、家族に多大な負担がのしかかる。だからといって殺人を正当化することはできないけれど、深刻な社会問題であると感じた。

2024/03/02

ひゃく

3/11~ まず最初に、当事者たちの中に精神疾患の患者が少なからず存在するというのに納得した。 そもそも犯罪加害者自体、どこか常人とは違う考えの持ち主だろうし、冷静な思考が出来ない瞬間に凶行に走るんだとも思っている。 本書のなかで、精神科の経営は赤字である事が多いようで、現場スタッフにとっても大きなストレスがかかる職場だと書かれている。 そのため長期入院は敬遠されることが多く、そうなると家族に多大な負担がかかるという負のスパイラルに陥るらしい。 それにしても鬱病というのは厄介な病気だというのが読後感です。

2024/03/20

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