デリシャス・アンダーグラウンド ―国際人材バンクより 2 (バンチコミックス)
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デリシャス・アンダーグラウンド ―国際人材バンクより 2 (バンチコミックス) / 感想・レビュー
新天地
職員と収監された外国人から入国管理局の闇に迫る最終巻。直接的な暴力や流血はないが、意志や尊厳を無視して収監者をこのまま故郷から遠い地で死んでしまうと思わせてしまう入管は凄惨という他なかった。また入管は外国人を人として扱わないためにその職員も人として扱わない様にしているように感じた。それでもアーサー・C・クラークの話から人の可能性や善性を信じる物語には希望が持てた。労働と食を軸に知らない事を知り、解らないことを解る解ろうとする面白さがあるだけでなくそこから何をしようかと考えさてくれる素晴らしい漫画だった。
2024/01/29
へへろ~本舗
人権について考えさせられる。
2024/01/15
marco
食文化は他国や他国の人に対する理解や関心の入り口になると思う。日本にはいろんな国の料理店がある。私自身はそれほど多くの国の料理を食べた訳では無いが、この作品に出てくる料理はどれもとても美味しそうだ。この作品では様々な国の料理と共に、様々な国にルーツを持つ人たちが描かれる。入管の収容者に対する人権を無視した扱い、これが『相手が非正規滞在者だから』と正当化されているのだとしたら、とてもおそろしいことだ。多様化、グローバルと言いながら、他国にルーツを持つ人たちに対してこのような扱いをする国。
2024/01/17
bittersweet symphony
思いのほか早い完結ですが、ストーリー的には思いのほかうまくオチをつけていて感心しました。ベースの問題は全く改善の状況が見えないのが辛いところですね。
2024/01/09
ミケ(見切り発車P)
原作者はノンフィクション作家としてキャリアのある人。各エピソードはさすがの密度だが、2巻で完結はちょっと駆け足すぎる…ペドロの過去とかも知りたかった
2024/01/15
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