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室町無頼(上) (新潮文庫)

室町無頼(上) (新潮文庫)

室町無頼(上) (新潮文庫)

作家
垣根涼介
出版社
新潮社
発売日
2019-01-27
ISBN
9784101329789
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室町無頼(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

時は室町、足利幕府の乱れた体制や長引く飢饉で貧しき者達が何万人も犠牲となるどうしようもない時代。後に戦国時代という国史未曾有の群雄割拠の時代を迎えるのだが、無論人々が未来を知るはずがない!そういう時代が背景。下級武士の倅で、齢15で親を亡くし天涯孤独を余儀なくされた才蔵。六尺の天秤棒で我流の棒術を磨くが仕事も希望もない。用心棒先で強盗団に襲われ果敢に防戦、強盗団の頭骨皮道賢に拾われる。牢人なのに周囲の信頼厚き蓮田兵衛が絡み、棒術の達人の元で苛酷な修行に追われる。ここまでが上巻。かなり面白そうな予感‼️🙇

2020/04/06

佐々陽太朗(K.Tsubota)

「無頼」とは何か。所謂「ごろつき」ということか。本書の登場人物たちにそれはあたらない。もっと品格があり、己に対する規範を持っている。ではもう少し格好良く「伝統的な価値観や規制を無視するニヒリズム」ととらえるか。それも少々ちがう。無頼派を気取った太宰のような弱いものではない。室町中期は、貨幣経済が発達し、持てる者と持たざる者の格差を広げ、それに幕府が何の手も打たない状況の中で、やむなく体制秩序の枠を外れ、法も掟も無視して、何にも頼らずに自力で道を切り開いていく野武士的な生き方が本書の「無頼」であろう。

2019/05/08

🅼🆈½ ユニス™

地名や固有名詞など覚え切る事に苦労しているけど、才蔵の運命はもちろん、特に芳王子の女性としての誇りと生き様が心痛く胸に沁みた。兎に角めちゃくちゃ面白い。早速下巻に移るとする。感想は読了後に❗️

2019/02/04

本読みたぬき

2016年時代小説ランキング3冠本の文庫本。室町時代という馴染みのない時代の話だがこれが滅茶苦茶面白い。応仁の乱前夜の荒廃した京都で暗躍する、実在した無法者たちの人生哲学とは?宮本武蔵が好きな人には特におすすめ。

2019/03/26

エドワード

室町時代もカオスである。氏素性も土地も無い者が、腕一本、才覚一つで世を渡る時代だ。応仁の乱直前の京都。嘉吉の乱で滅ぼされた赤松氏の残党の孤児・才蔵がめぐりあう、得体の知れない男・骨皮道賢。才蔵が預けられる蓮田兵衛は敵か味方か?そして彼らを手玉に取る、遊女の芳王子。無秩序の世を駆けめぐる人間たちの、縦横無尽の苦界絵巻が痛快だ。通常、応仁の乱以降を戦国時代というが、南北朝時代から乱世の精神<頼れるものは己のみ、力のみ>は通底している。すでに下剋上の世、棒術の鍛錬を経た才蔵が大活躍する?下巻へ続く。

2019/06/02

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