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ゆりかごで眠れ(下)-新装版 (中公文庫 か 74-7)

ゆりかごで眠れ(下)-新装版 (中公文庫 か 74-7)

ゆりかごで眠れ(下)-新装版 (中公文庫 か 74-7)

作家
垣根涼介
出版社
中央公論新社
発売日
2024-01-23
ISBN
9784122074637
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ゆりかごで眠れ(下)-新装版 (中公文庫 か 74-7) / 感想・レビュー

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わらわら

「ゆりかごで眠れ」というタイトルから考える。ゆりかごで眠るって気持ちいい、ゆりかごで眠るって自然のままに眠れってことかなぁ。人はそれぞれのゆりかごをもっているのだろう。垣根氏は2002年のコロンビアを取材していると書かれている。この本を読み始めた時「ワイルド・ソウル」を思い出す。解説に両方読んで欲しいと書かれていた。冷酷無残なマフィアの組織には足を踏み入れたくはない。今のコロンビアは変化しているのだろうが…歌舞伎町の闇の部分に足を踏み入れるのも怖いと感じる。ゆりかごはやすらかで楽しい方がいいと思う。

2024/02/05

オールド・ボリシェビク

破滅と破壊の物語は下巻に入って、その強度を増し、疾走する。多少の無理も感じられる展開といえないこともないが、このころの物語としては、圧倒的な面白さを秘めていたと思う。垣根涼介、結局は歴史小説で直木賞を受賞したわけだが、こちらのようなノワールというか、突っ走る物語の方が向いていると思うけどなあ。加齢によって、そういう物語も書けなくなってきたのかなあ。とにかく、一気読みでした。

2024/02/08

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