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文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫)

作家
京極夏彦
出版社
新潮社
発売日
2020-09-29
ISBN
9784101353548
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文庫版 ヒトごろし(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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えみ

闇に陰翳を落としたその男。漆黒に溺れて蠢く欲望は、迷いもしない、躊躇わない、ただ素直に「殺したい」。人を操ること。彼に天賦の才があったことは幸か不幸か、歴史に名を刻む「ヒトごろし」となり新選組の副長として今尚広く周知される男。土方歳三。京極夏彦版歳三もまた、例外なく恐ろしくいい漢だった。まだこんな歳三に出会うことが出来るなんて嬉しすぎる!謀略めぐらし意のままに人を動かし、満足に人斬り出来る環境を整える。容赦ない。容赦ない残酷さ。その残酷さは…美しい。歳三の翳が濃ければ濃いほど興奮する私もきっと狂っている。

2020/10/03

みこ

最近、新選組も歴史小説もご無沙汰だなと思ったら、どちらのイメージも皆無な人の文庫新刊を見かけたので飛びつく。土方自身の自問自答の繰り返しや、基本的価値観の合わない周りの人との会話で話が進んでいるのか進んでいないのか分からないうちに芹沢暗殺で前半終了。血に魅せられる妖しい土方は映像化するならガクトもありかと思ったが、徐々に人間臭い一面も見せだして(主に青二才・藤堂のせい)最終的に綾野剛のイメージで落ち着いた。

2020/11/15

小夜風

【所蔵】めちゃくちゃたくさん読んだ気分なのにまだ芹沢鴨の話がやっと終わったところ。この先下巻でどこまで描かれるんだろう。最初の1〜2章までは土方さんがただひたすら「殺したい殺したい」言ってるだけで、今まで読んできた新選組ものの土方さんのイメージと違い過ぎて読むのがしんどかったですが、他の隊士たちが出てきてからは俄然面白くなってきました。人殺しがしたいから刀を手に入れて侍になるとか、今で言えば警察官になって拳銃を手に入れるようなものかな。多分新選組大好きな娘には拒絶されちゃいそうな、でもリアルな新選組です。

2020/11/11

活字スキー

【此度のことが上手く運んだ暁には正式に幕臣として召し抱える。それより後は──新撰組を名乗れ。後は。芹沢を殺すだけだ】ヒトごろしは悪である。どんな大義名分を屁理屈を並べようと、罪である。尊皇?攘夷?尽忠報国?士道不覚悟?そんなものはどうでもよい。青い空に、鮮やかに吹き上がった血柱。人は、人を殺せる。人を、殺したいのだ──土方歳三は。目先のことも見えぬ莫迦が群れるなよ。身の程も知らぬ阿呆が吠えるなよ。殺したくなるだろう。

2020/11/04

タイトル&ジャケ買いした本。新選組の土方歳三が主人公の「京極バージョン」とでも言いますか。新選組の事などはあまりよく知らないけど、沖田総司のイメージがだいぶ違う。この本だと……サイコパス?土方歳三もドン引きするぐらいの沖田総司の行動に怖気が走る。芹沢鴨はイメージ通りで滅茶苦茶な人。あと、山南のルビがずっと(さんなん)なのが気になる。自分の中では(やまなみ)なんだけどな。そんな所が気になりつつも、下巻に進みます。

2020/10/23

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