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わたしの渡世日記〈下〉 (新潮文庫)

わたしの渡世日記〈下〉 (新潮文庫)

わたしの渡世日記〈下〉 (新潮文庫)

作家
高峰秀子
出版社
新潮社
発売日
2011-12-24
ISBN
9784101369822
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わたしの渡世日記〈下〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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どんぐり

木下恵介と成瀬巳喜男の二人の監督の間をピンポン玉のように往復出演した女優高峰秀子。下巻は、この二人に加えて、勲章ピカピカの梅原龍三郎、谷崎潤一郎、有吉佐和子の著名人が数多く登場する。その多くは鬼籍に入っているが、女優という職業のもつ交流の深さとともにキレのいい文章で生き生きと映し出してくれる。寮母の高峰三枝子のイジメに神経衰弱気味に泣き崩れる『女の園』、大根足を見せて歌って踊る『カルメン故郷へ帰る』、19歳から46歳まで演じた『二十四の瞳』、とその役柄は途轍もなく振り幅が広い。「演技に先立つものは常に真実

2020/11/21

ごへいもち

面白かった。綺羅星のごとく高名な人々が彼女を本当に可愛がったんだなぁ。あとがきでこの美しく生き生きとした人が既に亡くなっていることに残念な思いが募りネットサーフィンしてしまった。新潮文庫のサイトの井上孝夫という人の文を読んで映画を見なくてはと思った

2012/07/21

なにょう

【購読】女優さんとは大したものだ。さすがの「デコちゃん」も人気女優の虚像とほんとの「平山秀子」の狭間で自分を見失いかけ、一路フランスへ。母親からようよう逃れ、生涯の伴侶と出会う。宇多田ヒカルさんも人間活動したいって言ってたし、三浦春馬さんもイギリス行ったりして再起をかけようとしたけど。頂点に立ってそこからの転身は難しいものあるよ。★はっきり言って毒親の母親についても最後には、この厳しい母親があったれば、道を誤らず、清潔な結婚ができたと感謝する。いやはや天晴れ。

2021/01/09

さとむ

本当に素敵な方だな、と。飾らない文章も素晴らしい。立ちションベンとか、ウンコなどのほか、やや乱暴な言葉づかいが随所に出てくるところが、人間味にあふれていて、それもまたいい感じ。沢木耕太郎の解説も、So Good!

2014/09/07

M.O.

面白い本だった。 高峰秀子は仕事柄色んな人と出会いそこから様々な経験をし学びもしただろう。学歴こそないが最高な人達との出会いで高みに達していたと思う。 表現が自分については客観的で(自虐的なことも)、他人については事細かに敬愛を持っている。そこがいい。 彼女は話す時は遠回しでなく割とストレートに話しただろうから、周りにいた人は高峰秀子を好きな人は好きだろうがやだなと思っていた人も結構いたんだろうな。 図書館で借りたが、また読みたいので購入予定。

2019/12/06

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