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にんげんのおへそ (新潮文庫)

にんげんのおへそ (新潮文庫)

にんげんのおへそ (新潮文庫)

作家
高峰秀子
出版社
新潮社
発売日
2011-12-24
ISBN
9784101369839
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にんげんのおへそ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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財布にジャック

高峰さんの人柄が滲み出ている素敵なエッセイでした。幼少の頃から苦労されていたことを、この本を読んで初めて知りました。売れっ子女優さんだから、もっと派手な暮らしをされていたのだとばかり思い込んでいました。ユーモアもあり、読んでいてほっこりします。通勤のお供にピッタリでした。しかし、名だたる監督さん達のお話や、有名な方々との交流だけでなく、等身大の高峰さんの日常なども垣間見られて良かったです。

2012/09/01

新地学@児童書病発動中

女優高峰秀子さんの晩年のエッセイ集。これはお勧め。ユーモアとしみじみとした味わいがあります。しゃきしゃきした軽快な文章が魅力的で、重たい話も過度に感傷的にならずに読めます。本の中をさわやかなそよ風が吹き抜けているような感じが非常に好みでした。私の一番の好きなエッセイは、育ての親と確執を淡々と描いた「ひとこと多い」。

2012/08/11

これでいいのだ@ヘタレ女王

大女優で ありながら 文章を書かせても 抜群に上手い。シャンソン歌手石井好子さんのエッセイ同様 読んでいると、自分も自然に背筋が伸びて ほんのちょびっとだけ上品な人になれた気分にさせてくれる一冊。

2015/06/08

猫またぎ

デコさんはほんとうにエッセイの名手。

2023/05/23

スリーピージーン

作者がエッセイの名手だというのは有名だけど、読んだのは初めて。面白いし小気味よい文章です。名女優なのも、もちろん知っていましたが、子役出身とは知りませんでした。子役になるようお膳立てをした養母とのお話は壮絶で驚きました。やはり大金を稼ぐ子役って苦難の道を歩むものなんだ、とため息が出ます。画家の梅原氏や作家の谷崎氏など、交遊録はとても興味深く、さすが!と思いながら読みました。中国や中国人との親交も多く、ぞんざいな日本語を話す通訳に苦言を呈するところは、毅然とした、信頼できる人生の先輩という気がしました。

2023/03/28

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