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宰相のインテリジェンス: 9・11から3・11へ (新潮文庫 て 1-8)

宰相のインテリジェンス: 9・11から3・11へ (新潮文庫 て 1-8)

宰相のインテリジェンス: 9・11から3・11へ (新潮文庫 て 1-8)

作家
手嶋龍一
出版社
新潮社
発売日
2013-08-28
ISBN
9784101381183
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宰相のインテリジェンス: 9・11から3・11へ (新潮文庫 て 1-8) / 感想・レビュー

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gonta19

2013/9/1 Amazonより届く。2016/11/9〜11/13湾岸戦争当時、NHKのワシントン支局長であった手嶋氏のノンフィクション。こういうのを読むとインテリジェンスの重要性がよく分かる。自分自身はあまり交渉ごとなどが得意ではないが、それでも何とかやらないといかんのだろうなあ。しかし、日本の外交力の無さは何とかならんものか。

2016/11/13

Kenichi Yanagisawa

話はオバマ大統領の「Operation Neptune Spear」作戦の決断から始まる。2011年5月2日に実行されたアメリカ軍によるビンラディン殺害作戦だ。 潜伏先を探すために、高度なインデリジェンスを収集した上での判断であった。過去の主要な決断に至ったインテリジェンスをいろいろと知ることができ、当時の宰相がどのような判断で、この決断に至ったのかその経緯が書かれている。なかなか興味深い話が多かった。

2013/09/23

佐島楓

著者は長年ワシントン特派員を勤めていらしたこともあり、取材力が半端ではない。すべてが眼前で起こっているかのような再現度のある文章で、緊迫感も凄みがある。9・11以降間違った方向に突き進んでしまったアメリカのその根拠、そして3・11当時のわが国の総理の体たらくぶり。どちらの国の宰相も、それぞれに罪深い。もうこれ以上誤った道を選んでほしくない、そう願ってやまない。

2014/01/31

モモのすけ

情報は多すぎても少なすぎても判断を間違える。しかし米国大統領と日本の首相、彼我の違いは何だろうか?覚悟の有無ではないだろうか。引用されているリシュリュー枢機卿の言葉を噛み締めたい。「大国が互いにしのぎを削る冷徹な世界にあっては、力を持つ者こそが正義なのである。力を持たない者は自分の存在そのものが悪だと決めつけられないように振る舞うのが精々のところなのだ」

2013/09/01

ykoro

インテリジェンスについての知見が満載。印象的な内容➡︎ ・リーダーたるもの我が胸の内悟られてはならない・国境地帯とは国際政局の素顔を写し出す鏡である。・想定すらできない事態を想定して危機に備えておけ・各国の利害が複雑に入り乱れるヨーロッパ大陸では、二つの国を引き裂いておく方策として領土問題がしばしば使われた。・(9.11の米国での報道に関連して在米日本人の言葉)自分が生を受けた国の言葉の有り難さを今ほど実感したことはありません。(英語ではどうしても現実感が希薄になってしまう。)

2014/01/04

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