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トリニティ (新潮文庫)

トリニティ (新潮文庫)

トリニティ (新潮文庫)

作家
窪美澄
出版社
新潮社
発売日
2021-08-30
ISBN
9784101391465
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ジャンル

トリニティ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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カブ

1960年代の出版社で出会った三人の女の生き様。ライターの登紀子は三世代物書き。貧しい田舎からやってきて才能を開花させたイラストレーターの妙子。出版社のお茶くみから専業主婦となった鈴子。幸せって何?本当の幸せってどういうこと?すごく面白かった。

2021/09/30

優希

戦後の高度成長期を過ごした3人の女性の物語でした。目まぐるしい昭和が興味深かったです。戦後の昭和は駆け足のような時代だったのですね。

2023/05/26

エドワード

1960年代、今までにない雑誌が生まれようとしていた。若い男性向け雑誌、潮汐ライズ。出版社で出会う三人の若い女性。岡山から出てきた画家、藤田妙子。東京のお嬢様、フリーライターの佐竹登紀子。下町の佃煮屋の娘で庶務の宮野鈴子。激動する戦後日本を、助け合って生きていく三人の友情と人生。モデルはもちろん平凡パンチ、妙子は大橋歩だ。しかしあくまでモデル。トリニティとは三位一体。仕事、恋愛、家庭、子供、何を諦め、何を得るか。異なる選択の末、三人と家族たちのたどりついた令和の世。涙が溢れる終幕。圧巻の560ページ。

2022/04/27

水色系

3人の女性の人生。骨太な連続ドラマを見終わったような読後感で、しばしぼんやりしている。自立した女性を目指すフリーライター、時代の寵児となったイラストレーター、寿退社し専業主婦となった元OL。三者三様の生き方がそこにはあって、時代が昔でも今でも、何が幸せなのかっていう価値判断は自分がすることだなと強く思った。小説に、今を生きろ、と励まされたような気がした。

2021/10/10

ワニニ

3人が居たから今があるというのは確かで、読み応えはあるにはあったのだけれど、何処かで読んだことや見たことがある(黎明期に頑張った人たちの話)雰囲気、時代や人物や語りがごちゃごちゃして、長ったらしく、何の話か見えないところ(前半)、窪美澄と思って読み始めたのに?という違和感を感じたりして、読了に時間が掛かった。まぁ、奈帆がうまく行きそうだし、謙も立派になって良かったな、未来ある人たちに繋げられたねとは思ったが、3人は結局、しあわせだっのかどうか微妙なところが、少し寂しい…

2022/05/14

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