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未亡人の一年 上巻 (新潮文庫 ア 12-8)

未亡人の一年 上巻 (新潮文庫 ア 12-8)

未亡人の一年 上巻 (新潮文庫 ア 12-8)

作家
ジョン・アーヴィング
John Irving
都甲幸治
中川千帆
出版社
新潮社
発売日
2005-08-01
ISBN
9784102273081
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未亡人の一年 上巻 (新潮文庫 ア 12-8) / 感想・レビュー

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田中

ユーモラスな語り口で一気に引き込むアーヴィング物語のパワー。ここは常軌を逸した愛があっちこっちで発生する。「テッド」の乱れまくる愛はセックスが趣味のようだ。美貌の妻「マリアン」は亡き息子の面影がある16歳「エディ」と寝る。それは母性愛だった。そのエディはその後ずっと年上の女性に憧憬する愛を抱く。「ルーシー」は、父テッドのように小説家になった。恋人とのセックスや結婚に慎重だ。未成年でも、大人になっても、老いても、そこらじゅうに愛がちらばっている「アーヴィングワールド」。ぶっ飛んだ群像劇を遊覧できます。

2017/12/21

いっちゃん

下巻に続く。最後の最後でエディが報われてよかった。目次だけでは展開が読めない。作中にあった、喜劇を書こうとしているのではなく、喜劇になってしまうというのがアービングなんだなぁ。近藤史恵さんがTwitterでこの本を呟いていて読みました。ガープの世界と熊を放つ、ホテルニューハンプシャー、この本が読んだ本。

2020/09/19

tom

コロナのせいで図書館閉鎖。その前日、図書館に行き、長いお休み期間に何を読もうかと思案して、借り出したのがアーヴィング。アーヴィングさんには、ずいぶんご無沙汰していたものだから、ちょっと懐かしい気分。読み始めて気づいたのだけど、書き方が、なんとなく村上春樹に似ているような感じがする。どこがと聞かれても、説明はできないのだけど。久しぶりに読むアーヴィングは面白い。登場人物が作家、あるいは将来作家になる人達だから、書中に小説論まで出てきて、これも面白い。というところで下巻に。続きを読むのが楽しみ。

2020/04/21

meg

喜劇。 ヴォガネットの雰囲気がある。 アーヴィングの描写が心地良い。性的な部分も含めて。

2023/11/21

ギルヲ

スラップスティックなのにシリアス。普通に考えたらありえない話だと思うんだけどなんだか胸に来る。エンタメばかり読んでいるので文学枠は久しぶりなんだけどこれは面白い。下巻も楽しみです。映画化されてたと知らなかったので検索してみたらカバーのジェフ・ブリッジスとキム・ベイジンガーはテッドとマリアンらしい。テッドはともかくマリアンはミスキャストのような。ただ、ヴォーンさんをミミ・ロジャースというのには笑った。はまり役では。下巻読み終えたら探してみよ。

2019/07/11

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