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私のことならほっといて

私のことならほっといて

私のことならほっといて

作家
田中兆子
出版社
新潮社
発売日
2019-06-19
ISBN
9784103353539
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私のことならほっといて / 感想・レビュー

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❁かな❁

田中兆子さんの作品を読むのは4作目。どんどん進化されててすごく面白かった♡一筋縄ではいかない大人のエロスを感じる短編集。男性へリベンジポルノを企てる女性のお話「歓びのテレーズ」はスカッとし、宇宙に連れ去られた地球人の女性が子孫を残すように迫られるお話「あなたの惑星」はコミカルな部分もあるのに切なさもあり、ドキドキもして面白かった!亡き夫の片脚だけ残された未亡人のお話「片脚」は切なく温かさも感じる。他にも夢の中の男性に夢中になっていく女性の話などバラエティ豊かな短編集。益々、兆子さんから目が離せない♡ 

2019/08/20

みどり虫

女や女の子が主人公の七編。誰もちゃんとは幸せそうじゃない。ちょっと危うかったり、現実を生きていなかったり、そもそもがどこの土地の話だよ…とか地球人じゃないとか、不穏だし不思議。だけどそれぞれの世界観がしっかりあって、一つ一つをしっかり楽しめた。楽しんでると最後にプツンって感じで終わるのがどの話にも共通してて、それも小気味良かったな。この作家さんの頭の中、まだまだいろんな世界が溢れてるんじゃないだろうか。それを期待。もっと読みたい。

2019/11/03

なゆ

あー、面白かった!女、オンナ、♀…と女性たちのいろんな面を炙り出した短編集。男女あるいは女どうしにも存在する、秘密や悪意やドロドロしたもの。「歓びのテレーズ」はザマアミロな爽快感!「匂盗人」は現実にもありそうだけど、ここまで思い込むと…。表題作は、はじめストーカーものかと思ったら…夢と現実がぐわーっときての想定外の官能へ。いちばん好きだったのは「あなたの惑星」。イグアナぽい宇宙人の星に、23歳の女の地球人として捕われた“あたし”の話。人工繁殖を期待される動物たちみたい。モモさんとの感情交流が切なくて ◎。

2019/08/02

モルク

現実か非現実か、不穏で不確実な世界の女性を主人公にした7つの短編集。夢の中の男を愛する表題作、最後はどうなったの?最近は続きを見たくなるような夢はとんと見なくなったな。「薄紅色の母」と「六本指のトミー」がよかった。

2020/01/09

あも

さすがに熟れているがチョコさんにしては普通…?と思ったらだんだんおかしくなってきた。いいよいいよー、もっといってみよーか!不誠実な不倫相手の恥ずかしい写真を撮る女、ルームシェア相手に匂いを奪われたと狂う女、先立たれた夫の片脚が届けられ、それを厄介に思いながらともに暮らす女。リアルな話から、荒唐無稽な物まで、設定はどうであれこれは徹頭徹尾、女たちの物語。男は傍観者としてそれを楽しめば良いのか、それともいつしか虜になったこの不思議で魅惑的な世界の一部になって溶ければいいのか。これからも目が離せない作家である。

2019/09/05

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