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出版禁止 いやしの村滞在記

出版禁止 いやしの村滞在記

出版禁止 いやしの村滞在記

作家
長江俊和
出版社
新潮社
発売日
2021-08-31
ISBN
9784103361749
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ジャンル

出版禁止 いやしの村滞在記 / 感想・レビュー

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ちょろこ

仕掛けがわからん一冊。久々の禁止シリーズ。面白かったけれどやっぱり今作も仕掛けがわからなかった。というのも、ルポ形式でどんどん読めてしまう、読み手を引きずり込んでいく構成だから、気づかないままラストまでさらわれた気分。そしてやっと一つ明かされ、あぁ、そういうことか…と。そして案の定、ネタバレ考察サイトを訪問。かなりの仕掛けがありそうなことが判明。もしかしたらまだ誰も気づかないとんでもない爆弾仕掛けもあったりして。何はともあれこのストーリー展開は好み。ミステリのような驚きと楽しさを味わえたから満足。

2021/12/15

machi☺︎︎゛

絶対普通に読み終わることはないとは分かってた。分かってたけど、想像のだいぶ上をいった結果だった。そしてまたネタバレサイトにお世話になって新たな事実を知ってパラパラ再読。そんなん初めから分かるはずない!

2022/07/24

モルク

裏切られたり心が傷ついた人が集う奈良県の山間にある「いやしの村」代表キノミヤを中心として慎ましく生活し、傷が癒えると社会に戻っていく。しかしそこには呪いで人を殺すとカルトであるという噂も絶えなかった。その真偽を確かめるためルポライターが取材に入る。穏やかでいい人たちばかりというのは胡散臭い。時系列やその仕掛けにまんまとはまり、前に戻って読み返さなければなかなか理解できなかった。最初の著者による「おことわり」、これがいちばんわからない。

2022/01/13

いっち

なぜ、出版禁止なのか。本作は、「放送禁止」シリーズの監督の作品。「放送禁止」は、放送禁止になった映像を再編集したという設定の、フィクション。『出版禁止』に当てはめると、出版禁止になった文章を再編集したという設定の、フィクションである。なぜ出版禁止になったのか、どの部分で出版禁止になったのか、気になった。『いやしの村滞在記』は、「取材者自らが自費で出版した、いわゆる私家本」で、「外部への持ち出しは固く禁じられていた」。出版禁止ではなく、持ち出し禁止。持ち出し禁止の文章が再編集されて出版された。難解な謎解き。

2023/09/16

ma-bo

出版禁止シリーズ、長江さんの作品。奈良県のとある地域に悩みや苦しみを抱えた人たちが共同生活するいやしの村。村にはある噂が。潜入したルポライターには、噂の真偽を探るだけではなく、個人的な隠された理由があった。前作(死刑囚の歌)もそうだったがルポ形式なので、ノンフィクションを読んでいる気分に。面白かったが途中感じた違和感や仕掛けが理解しきれてない感じが…。ネタバレサイトがあるみたいなので覗いて見ようかな😅

2021/10/27

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