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紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ

紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ

紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ

作家
二宮敦人
とびはち
出版社
新潮社
発売日
2020-03-17
ISBN
9784103502920
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「紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ」のおすすめレビュー

「競技ダンス」という“麻薬”。『最後の秘境 東京藝大』著者が描く華やかな大学競技ダンス部の舞台裏!

『紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ』(二宮敦人/新潮社)

 夢中になるということは恐ろしい。その状態は、「夢の中」にいると書くのだ。夢の外から、世間や常識に呼ばれていても気づかない。寝ても覚めても、周囲には見えない幻影をひたすら追いかけ続けてしまう。だからこそ、累計発行部数22万部超えの『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』(二宮敦人/新潮社)で、奇人変人が集う驚異の異界(失礼!)を冷静に誠実に取材した著者が、学生時代、そんなにも熱い経験をしていたということには、少し驚かされてしまう。

 これまで黙っていたが、僕は踊れる小説家である。

 そんな一文から始まる『紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ』(二宮敦人/新潮社)が扱っているのは、「競技ダンス」の中でも、とくに学生競技ダンスである。競技ダンスとは、社交ダンスから発展した、社交目的ではなく、周囲のペアと技を競うことを目的としたダンスのこと。この物語は、作者の分身である大船一太郎という大学生が経験した競技ダンス部での4年間を、大人になった小説家の彼自身が、当時の仲間…

2020/3/28

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紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ / 感想・レビュー

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まるほ

東京藝大の学生をとても面白くルポしていた『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』を大いに楽しんだが、その著者が今度は大学の社交ダンス部を描いた作品ということで興味を抱き、手に取った次第。▼著者の経験を踏まえて自叙伝の体裁で描く。大学の社交ダンス部というものは、“男女で社交ダンス”という甘い想像などとは全く異なる、熱く、時にはとてもツラい、もろ体育会の世界であった。▼なるほど、これはハマる人はハマるなー、という印象。皆さん、根性が凄い。▼全く未知の世界を知ることができました。

2020/10/25

kou

競技ダンスが、こんなに奥深く、熱い世界だとは知らなかった。魅力的な部分だけではなく、しっかりと闇の部分にも焦点を当てており、興味深かった。見方によっては、異様な世界にも感じるが、それでも、こんな風に、何かに打ち込める青春を送ってみたかった(笑)。

2020/09/04

はじめさん

秘境・東京芸大の次はこれ。著者の実体験を基にしたであろう小説。学生時代、競技ダンス(社交ダンス)に打ち込んだ青年。先輩、同期、後輩といった人々の近況を訪ねるパートと、濃密な4年間の回顧録。 / 体育会の部活。1年で基礎を学び、様々なパートナーと踊って相性を確かめ、2年で先輩の決定によりパートは「固定」され、卒部までそのペアで戦う。男女比でペアになれなかった者はシャドーと呼ばれ、公式戦出場資格はなく、そこで自ら辞めたり、他校のシャドーと組んだりと道は様々。恋人同士でペア組んだり、ペアで踊るうちに交際に発展…

2020/07/25

みずき

『最後の秘境 東京藝大』の著者、今度は競技ダンスの世界。藝大のときもそうだったが、この著者はみんなが知らない世界を面白く興味深く描くのが上手い。専門的な言葉もあるのに、分かりやすく表現してくれるからつい知った気にさせられてしまう。大学の部活程独特なものもないだろう。ただの部活なのに本気でやることを強いられる。合宿でのボックス、固定とシャドー、大会での一発…辛いこともあるけど、本気でやったからこそ見える景色もある。自分たちで自分たちの伝統を守る。外から見たら異様なものでも、それでも羨ましくもある

2020/08/15

DEE

東京藝大、数学者に続くノンフィクションの3作目。 著者は大学時代に競技ダンスに没頭していたそうで、当時のことを別人格に物語として語らせ、合間にその頃をダンス仲間と振り返るという、ちょっと変則的なノンフィクション。 何事においても夢中の行き着く先は孤独。それまでが輝いているほど孤独は深い。競技である以上、負ける人間もいるしペアさえ組めない人間もいる。面白おかしく読み始めるが、次第に苦悩や葛藤が見えてきて、思い切り感情移入してる自分に気付く。ダンスって深いな。

2020/04/19

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