KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

プレゼントでできている

プレゼントでできている

プレゼントでできている

作家
矢部太郎
出版社
新潮社
発売日
2024-03-27
ISBN
9784103512158
amazonで購入する Kindle版を購入する

「プレゼントでできている」の関連記事

芸人の描くコミックエッセイはなぜこんなに面白いのか? 矢部太郎とバッドボーイズ清人が執筆後の感情を語り尽くす【インタビュー】

カラテカ・矢部太郎とバッドボーイズ・清人。この春、矢部は『プレゼントでできている』、清人は『おばあちゃんこ』を上梓した。「言葉を操り人を楽しませる」専門家である芸人が出版においても高い適性を発揮することは、いまや当然のことと認識されているが、ふたりが選んだのは「自らの実体験をもとにストーリーを考えて、絵も描く」コミックエッセイというジャンル。1997年デビューの同期でともにコンビではボケ担当、優しげでほのぼのとした空気をまとうなど、共通点も多いこのふたりが描いたのはどんな物語なのか。発売直後のふたりに話を聞いた。

取材・文=編集部 写真=三宅勝士

『プレゼントでできている』(矢部太郎/新潮社)

『おばあちゃんこ』(おおみぞきよと/KADOKAWA)

漫画家になるともなりたいとも思ってなかった

矢部 (『おばあちゃんこ』を開きスタッフクレジットに佐田正樹の名前を見つけて)協力ってあるけど塗ってもらったりしているんですか?

清人 いや、してもらってないです。

矢部 じゃあ、何の協力なんですか?

清人 同じ3月22日に佐田の本(佐田のホビー2)も発売されたんですよ…

2024/4/19

全文を読む

芸人・漫画家 矢部太郎にとって本は「友達以上の存在で、人生の教科書」。矢部さんの愛読書3冊とは〈インタビュー〉

 さまざまな分野で活躍する著名人に、お気に入りの本を紹介していただくインタビュー連載「私の愛読書」。今回お話を伺ったのは、芸人、俳優、マンガ家、イラストレーターなど幅広いジャンルで活躍し、3月にコミックエッセイ『プレゼントでできている』を上梓したばかりの矢部太郎さん。本好きとしても知られる矢部さん、いったいどんな本を選ばれたのでしょうか。

『よっちぼっち』は矢部さんの漫画『楽屋のトナくん』の単行本も担当する名久井直子さんによる装丁。「装丁がいいなぁ、と思うと名久井さん!ということがよくあるので。いったいどれだけ仕事されてるんだろう、すごいなって思います(笑)」。『せかいはことば』は『しゅわわん!』として、Eテレで手話アニメ化され放送された。

最近好きな2冊の本

――読書家の矢部さんですが、ご紹介いただける愛読書はなんでしょう?

矢部太郎さん(以下、矢部):最近読んだ本なのですが、齋藤陽道さんというろう者のカメラマンさんの書かれた『育児まんが日記 せかいはことば』と『よっちぼっち 家族四人の四つの人生』です。齋藤さんは奥さまもろう者で、お子さんは聴者で…

2024/3/31

全文を読む

関連記事をもっと見る

プレゼントでできている / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

夢追人009

お笑い芸人・矢部太郎さんのほのぼの漫画エッセイ集を初めて読みました。素朴なお人柄が滲み出ていて、とても良かったです。舞台のお芝居で失敗しても周囲の人が気遣ってくれて小道具のピストルを忘れてきて大勢の中で一人だけ手の指でピストルを構えると計算していない笑いで観客に受ける姿に矢部さんの人徳を感じますね。モンゴルの家族を東京の自宅に招くと寒いのにエアコンを16℃に下げてしまったり料理に砂糖を使わず塩を入れる習慣だったりと面白いですね。プレゼントを多くされる人柄を誇りに思うべきでしょうね。#NetGalleyJP

2024/04/13

chimako

矢部太郎さんと出入りの本屋さんが懇意になさっていて、個展にお邪魔したことがある。テレビで観るままのお人柄。ちょっとよそ行きのお洋服でお話をしてくださったのはもう何年も前のこと。これはその矢部さんのお人柄そのものの一冊だった。物をいただく、さしあげる……何が用意してくださるだろうからこちらも用意する……なるべくなら好きなものを、役に立つものを、記念になるものを……考えて考えて。プレゼントするのが好きなのでドキッとするところもある。その人のことを思って選ぶけれど、やっぱり捨てられない。そこんとこだなぁ。

2024/04/18

ぐうぐう

確かに、プレゼントをもらうとその人にプレゼントをあげたくなる。その人がもらうと嬉しいものはなんだろうと考えることが、社交辞令を超えて、その人を想うことになっている。そして気付く。その人もまた、自分のことを想いながらプレゼントを選んでくれたことに。作中、モンゴルのエピソードが印象的だ。モンゴルでは狼のくるぶしの骨が幸運のアイテムとされていて、それは買うものではなくて盗むものなのだという。盗まれた人も幸運がもたらされるのだ、と。(つづく)

2024/04/07

Roko

矢部さんは、いろんなものをもらうことが多い人なのだそうです。この本の最後の方でいろいろなプレゼントをくれた人を思い出した中に、あの大家さんもいました。頂いたもののことよりも、それをプレゼントするときに「もらってくれるだけで嬉しいの」という大家さんの優しさ、それこそが本当のプレゼントなんだなって思うのです。わたしという人間はみなさんから頂いたプレゼントでできている、と思える矢部さんはステキな人だなぁ。#プレゼントでできている #NetGalleyJP

2024/04/21

りらこ

有形無形を問わずのプレゼントについて、矢部太郎さんの語りは時に物悲しいけれども、ほのぼのとした中で鋭くもあり的確でもあり。矢部さんは他者を悪く言うことはなく、自分の失敗談を書いているけれど、あ、これ自分にも当てはまるよ!うわぁ、と読みながら思う私。良かれと思って相手に押し付けないようにしなきゃね。よくもらう人っているよね。うちの家の人がそうだわ。なんかさまざまなものを、よくいただいてくるの。さすがに最近は減ったけどね。

2024/04/13

感想・レビューをもっと見る