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一九六一 東京ハウス

一九六一 東京ハウス

一九六一 東京ハウス

作家
真梨幸子
出版社
新潮社
発売日
2021-12-22
ISBN
9784103525820
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一九六一 東京ハウス / 感想・レビュー

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starbro

真梨 幸子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、今昔大規模団地リアリティショーイヤミスでした。 私は、500万円ぽっちでリアリティショーには出演したくありません(笑) https://www.shinchosha.co.jp/book/352582/

2022/01/25

いつでも母さん

真梨さんだから油断など出来ない。が、その上の上のまだ上を読ませてくれた。500万円に釣られて60年前の団地体験に挑んだ二組の家族。それを仕組んだTV局と番組制作会社の面々。ドッキリを仕掛けたのは誰?仕掛けた者も更に仕掛けられ、60年前の事件の真実が今明らかになるなんて・・誰にも共感などしない。これでもかと畳みかけられる展開に翻弄されるのは読み手の私。はぁ・・と虚しい溜息と共に本を閉じた。

2022/01/20

みっちゃん

報酬は何と500万円。テレビのリアリティショー番組で3ヶ月間、団地で昭和36年当時のままの生活をする事。昭和の古き良き時代を懐かしむ、なんて事にはならない、真梨作品は。テレビ局の思惑とヤラセ、出演家族の不満と不和、妬み、疑い、不穏な空気が満ち満ちたところでとんでもない事件が。この団地での恐ろしい過去も明らかに、そして事態は二転三転、いや、それ以上の…終章『プレイバック』では思わず口があんぐり。これは恐ろしい話。

2022/04/03

まちゃ

真梨さんのイヤミスはオチが気になって読んじゃいますね。一癖も二癖もある登場人物。ラストまで二転三転する事の真相。最後は、そう来たか、で読了。少し疲れましたが、楽しめました。1961年当時の団地生活を体験するリアリティショー。そこで起こった殺人事件が、60年前の「Q市女児殺害事件」と繋がっていく。

2022/02/08

とん大西

秘めた悪意、想い、欲望。それぞれの我が放たれたリアリティショー『1961東京ハウス』。マンモス団地で昭和36年当時の生活を再現、3ヵ月やりきった家族には謝礼500万円也…。軽薄レトロなノリは企画の上っ面。監視カメラや倫理を欠いた仕掛けが過剰なリアルを生み出す。…悪趣味。ただ、この企画の真の意図は…。途中でもしやと思ったのも束の間それさえ伏線中の伏線。ラスボスの奥から追いラスボスの連打。最後まで手綱をゆるめない真梨リアリティショーにやられっぱなし。誰が得した東京ハウス。1961は禁断の再現だったのね。

2022/02/11

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