『地図と拳』で直木賞の小川哲氏新著。主人公の著者自身が、80億の投資詐欺をしていた男と同じ「偽物」だと考えたワケ 『地図と拳』で直木賞と山田風太郎賞を受賞し、『君のクイズ』で本屋大賞にノミネートされた小川哲氏が、自らを主人公に据えて、人々の成功と承認、嘘と真実に迫る小説『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)を書き上げた。 本書は、著者の小川哲氏… もっと見る