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わたしの献立日記

わたしの献立日記

わたしの献立日記

作家
沢村貞子
出版社
新潮社
発売日
1988-12-01
ISBN
9784103655022
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わたしの献立日記 / 感想・レビュー

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canacona

女優としての沢村貞子さんは、ほとんど知らないのだけど、365日の献立日記を時々見ています。献立名だけが淡々と綴られた記録。それだけのことでも、20年以上も続くと面白い。雑炊なんかが続くと、体調が悪かったのかしらと思うし、時々、シチューと肉うどん、なんていう面白い組み合わせもある。急にきりたんぽにはまったのか、2週間くらいの間に何度も登場することもあった。魚中心で、豚肉はあまりお好きでなかったのか、角煮やトンカツ酢豚など特別豚肉を使う料理以外は牛と鳥。普通のお料理なのだけど丁寧に作られてるのが印象的だった。

2021/03/18

のぶぶん@今年は心を鍛えます

読メで教えていただいて図書館で借りた本。献立日記なんだから、当たり前なんだけど、70%まで献立です(笑)ところどころにエッセイが。昭和のお話だから、古いのは否めませんが、もしかしたら僕らが忘れている大切なものが、ここにあるのかもしれないと思いながら読みました。別に特別な料理を作っている訳じゃないけど、きちんと、丁寧に、食べる人のことを思いながら作る食事は、やはり素晴らしい。自分が時々作る食事のことを思い出して、赤面するとともに、反省しました。「片付けまで終わって初めて作ったことになる」かぁ、刺さります(爆

2013/02/11

せつお

沢村貞子さんが亡くなった際に 本屋で見つけて購入 (徹子の部屋で、献立についてあれこれ日記をつけているというのをみたので) 近所の魚屋が お勝手口まで御用聞きに来るなんて 昭和の日本映画のシーンみたいだと思った 読んでいて食べたい料理がたくさんあった 私と結婚してくれる女性に真っ先に読ませたい本です 

らびぞう

昭和の大女優、沢村貞子。私のイメージは、着物をゆるく粋に着て、家事をテキパキとこなすお姑さん役。しかし、それはテレビの中だけであって、何たって大女優!家の家事は、全てお手伝いさんに任せてると思っていたら、大間違いだった。「丁寧な生活」、その一言に尽きる、女優の生活。そこには、家人への愛情があると思う。糠床を温度等を気にしながらかき混ぜ、そうして、撮影に出かける。それも、手弁当を持参して。母と一緒に読んでみたかった。母なりの家事の話を聞いてみたかった。母が鰹節を削る音が蘇った。

2021/09/22

春葉

ある雑誌でキョンキョンが推薦してた本。沢村貞子さんの毎日の献立とそれにまつわるエッセイです。女優業をしながら、毎日しっかりと台所に立ち、しかも美味しそうな献立。手抜きはせず、でもそれを当たり前の様にされていて、丁寧に暮らすことってこれだよねって思った。なんて素敵なんだろう。沢村さんがちょっと微笑みながら、台所にいる姿が目に浮かびました。

2012/09/05

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