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わかって下さい

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作家
藤田宜永
出版社
新潮社
発売日
2018-03-22
ISBN
9784104117079
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わかって下さい / 感想・レビュー

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いつでも母さん

タイトル作を含む短編6話。タイトル作は因幡晃の歌を思い出す。そしてあの頃の事を・・いやいや、これは危ないあぶない(汗)中高年の恋ー中高年のと理を入れなきゃならないのがなんともだが・・どれもちょっと危ういのやら、ギリギリセーフやら、妻にばれていたのやら・・重めながらも楽しめたが、心なしかお腹いっぱい胸焼けがするのは何故だ?私も立派な中高年なのだなぁ。いや、妻なのだ。女なのだ!

2018/04/28

starbro

藤田宜永は、奥様、共々新作中心に読んでいる作家です。本作は、シニア・ノスタルジー恋愛小説短編集でした。どの作品も味わいがありますが、オススメは表題作の「わかって下さい」&義父娘愛が切ない「白いシャクナゲ」です。

2018/04/21

じいじ

『大雪物語』そして本作と、最近の藤田作品は、暖かみが増して、カドが取れた文章で、円熟味を感じます。本短篇集の主人公は、第二の人生を目指す初老の男たちと、彼らに絡む女たちを描いた物語。六編それぞれのシチュエーションに変化があるので厭きさせません。表題作は、謎を残して消えた女と再会。女は思いもよらなく全盲だった。胸がじんとする感動作で好いです。全編を通して、男の本音をうまく掬い上げて描かれています。

2018/05/17

キムチ27

個人的には奥様よりこの方の作品が好み・・になった。私はお二方と共に同じ時間を過ごしてきただけに社会世相とバックグラウンドがドッキング。いい意味で文学というより読み物的作品だった。帯の紹介にあるように「直木賞の年季が物を言う」短編集。筆者にかかれば65歳を越えた男性は全て「生きてきた時間を体現するような・・」素敵なシルバーかと誤認しちゃいそう。無論、女性も男性好みのちまちまとした顔のつくり・・なんてうまい表現で・・あらって思っちゃう。読後、悪い気はしない夢想空間の一コマというような感覚。人生は色々。

2023/10/30

ムーミン

「わかってください」が一番惹かれました。

2021/03/13

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