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うかんむりのこども

うかんむりのこども

うかんむりのこども

作家
吉田篤弘
出版社
新潮社
発売日
2013-09-30
ISBN
9784104491032
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うかんむりのこども / 感想・レビュー

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❁かな❁

吉田篤弘さんのお一人で書かれた作品を読むのは3作目。どうして吉田篤弘さんの文章はこんなにも心地よいんでしょう♡とても良かったです♬ほのぼのして感心させられてしまう素敵な作品❀.(*´▽`*)❀.クラフト・エヴィング商會の作品も大好きです♪今作は文字をテーマに書かれた言葉遊びエッセイ集!吉田篤弘さんらしくて、ユニークでお洒落で勉強にもなる感じ♡(笑)クラフト・エヴィング商會の装丁。本の横長のデザインも素敵*24編のお話の中でお気に入りは「三人寄れば」「こころ」「心さみしいときは」です♬終わり方も完璧(笑)

2016/02/11

おくちゃん🌸柳緑花紅

面白かった~。文字の中に心ってこんなにあるのか。短い文章の中にも次から次へと心が溢れている文章に感動さえ覚えた。そして題名のうかんむりのこども「字」これはうかんむりではない!!子の部首。オチもさすが。吉田篤弘さんの頭の中のその扉を一つ一つ開けて「字」の世界を堪能した♪そして自分でも見つけてみたいと思ってみたり。。。楽しい読書でした。

2015/08/09

mocha

文字遊び、言葉遊びのコラム集とでも言えばいいだろうか?蘊蓄のイヤラシサも学問の堅苦しさもなく、膝を打ちたくなるような文字の楽しさ、ひらめきが詰まっている。思うままに書かれているようでいて、実は導入からオチまできっちり計算されているに違いない。「烏」と「ロック」の2編が好き。装丁がとてもお洒落。

2015/08/19

@nk

こう書くのだ、と学ぶ。部首や旁などの構造も適度に教わる。そして大人になり、今では書くことよりも「入力する」ことが日々の大半を占める。本書を読みながら、「字」に潜む広大な世界を見過ごしていたことに気付いたとき、空は宇宙なんだと言われたような気がした。/特に「月」「てきとう」の2篇に痺れる。漢字の諸々を決めた昔と今では時代が違う。その変遷こそが、言葉や字は生き物だと言われる所以ではあるものの、昔と変わらぬ感覚が今も尚ある。その貫かれた芯のようなものに触れ、改めて日本語に魅了される。こんな素敵な本があったとは。

2021/06/30

けんとまん1007

吉田ワールドですね。装丁、文章、絵・・・どれをとってもそう。個別にみると、それなりかもしれないが、組み合わると、とんでもない力になる典型。ほんのりとしてユーモア、人情、ウイットがあって、それでいて、どこかクールさも少しあるのがいい。こうやって、字を見つめなおすと、想像と創造が限りなく拡がる。そう、広がるではなくて、拡がるという感じかな。おっと、この本の影響をもう受けてきたいのかもしれないぞ。

2014/07/12

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