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あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス)

あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス)

あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス)

作家
ミランダ・ジュライ
Miranda July
岸本佐知子
出版社
新潮社
発売日
2015-08-27
ISBN
9784105901196
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あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

なんとも言えない読書時間を過ごさせてもらいました。映画の脚本家である著者がフリーペーパーに売買広告を出す人々に電話をかけ、家を訪ねて、ひたすら話を聞くという一冊です。とにかく様々な人々が登場し、それぞれに大なり小なりドラマがあって、感動するのもあれば失意に似た感情を持つものもあります。ノンフィクションがベースだからなのか、淡々とクールに進む雰囲気がかなり独特です。フォト・ドキュメンタリーでもある本作なので、たびたび見ることができる写真にも何か語りかけられているようなキモチになり、本当に不思議な時間でした。

2019/02/26

ケイ

読み進むほどに居心地が悪くなる。ジュライの「最初の悪い男」の読書会などで少なからぬ人がおすすめしていたこの作品。私はひねくれているのか、このあからさまなエキセントリックさを好きだという人達が変わっているのか?と自問しながら頁をめくる...、あぁ、やはり最後まで読まなくちゃね。 突然、泣かせられました。善行をなそうというかたまりみたいな無力な人に癒されるとき、その癒しは無限だな。生きづらさを感じたら読んで欲しいなと思う本。万人の救いにはならないかもしれないけど。

2019/02/07

KAZOO

ミランダ・ジュライという人の作品は初めてです。フォト・ドキュメントなのですね。短編集とばかり思っていました。フリー・ペーパーに小物販売の品物を掲載している人を訪ねてインタビューしたものを集めたものです。カラー写真があり、その品物とその値段が最初に掲載されてその人物との話が続きます。オタマジャクシまであるのにはびっくりしました。結構いい値段ですね。アメリカの様々な人々の生活などが垣間見えて私には非常に興味あるものでした。

2016/07/01

どんぐり

ミランダ・ジュライの映画『ザ・フューチャー』で猫のパウパウの語りとパフォーマンスを観たときに、創造的で面白い作品をつくる人だなと思った。この本は、LAのフリーペーパー『ペニーセイバー』に売買広告を出す人々へのインタビューをまとめたフォト・ドキュメント。毎日顔も名前も知らない人たちのブログは読まずにいられないミランダ・ジュライがインタビューするのは、すぐ近くにいる、でもネット上にはいない人たち。彼らは誰もが「自分の物語をもっており、その人にとっての物語はとても大きな意味をもっている。だからこちらが耳を傾けれ

2016/01/30

優希

世界の至る所で物語は紡がれているのだと感じずにはいられませんでした。表舞台から遠く離れた、下手すれば下層階級とも思われるような人たちの所へと出向き、インタビューを重ねる作者。皆の人生は輝いていて、強い芯があると思いました。心の声、本音ともとれる叫び。わざわざ他人の話を聞きに行くことは普通はないのに、著者は敢えて出向いて縁も所縁のない人の人生の話を聞くことで、他人の存在の力と息苦しさと濃厚さを感じさせます。心が揺さぶられるのを感じました。写真も何とも言えない独特の雰囲気を醸し出していました。

2016/01/27

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