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ひみつのしつもん (ちくま文庫 き-30-3)

ひみつのしつもん (ちくま文庫 き-30-3)

ひみつのしつもん (ちくま文庫 き-30-3)

作家
岸本佐知子
出版社
筑摩書房
発売日
2023-11-13
ISBN
9784480439277
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ひみつのしつもん (ちくま文庫 き-30-3) / 感想・レビュー

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いちろく

紹介していただいた本。単行本未収録から11本厳選増量、と大盤振る舞いの岸本佐知子氏のエッセイ。文庫化でここまで違えば、単行本版を既読の私も再読の感じがしなかった。そして改めて著者の本業が翻訳家との記載が信じられなくなる。発想の凄さに脱帽です。

2024/01/20

アドソ

訳書も随筆も多く読んできたが、今回は読んでて少し心配になってきた。大丈夫ですか、岸本さん。この不安定っぷりも含めて創作だったらいいんですけど。話題の導入のしかた、ねじれ方、落ちのつけ方はいつも通り最高におもしろい。随筆でありながら、最後の方の「友」「河童」「花火大会」「フィナーレ」なんかは文学作品として読んでも十分おもしろい。

2023/12/22

Eee

世界観がよくて にやけてしまって 電車で読むのが大変でした!

2023/12/15

SAT(M)

この人のエッセイを読むと、自分の生活から妄想が枯渇していることに焦燥感を覚えます。瞑想が心に安定感をもたらすように、妄想は日常に潤いをもたらすんじゃないか。むしろ心を満たすという点では、妄想こそがマインドフルネスなんじゃないか。日常の些細な出来事を種に妄想の枝葉を伸ばしてゆき、虚実の境界のぼけた魅力的な世界観をスルッと組み上げる。「ペッパーくんをどうやって倒そう」とか「この床に落ちてるネジは自分から抜け落ちたものなのではないか」とか考える日常は絶対楽しいはず。岸本流妄想教室、ぜひ開講されたし。

2024/01/14

Inzaghico

「履歴」を読み、みんな同じ悩みを抱えていると知って安堵する。ある人物の名前を思い出したいのに、周辺情報ばかり出てくるという症状を取り上げている。3日間思い出せなかった鈴木宗男の秘書の名前にププッとなり、クエンティン・タランティーノを思い出す時のヒントに隣近所に迷惑なくらい大声で笑った。だって「しゃくれ」「梶芽衣子のファン」ですよ。「しゃくれ」だけだと茂造とかアインシュタインの稲田くんが出てくるな、わたしだと。 文庫版あとがきにツボちゃんが登場して、しんみりする。小学校の先輩だったのか。

2024/02/15

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