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日本の少子化 百年の迷走: 人口をめぐる「静かなる戦争」 (新潮選書)

日本の少子化 百年の迷走: 人口をめぐる「静かなる戦争」 (新潮選書)

日本の少子化 百年の迷走: 人口をめぐる「静かなる戦争」 (新潮選書)

作家
河合雅司
出版社
新潮社
発売日
2015-12-22
ISBN
9784106037795
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あらすじ

日本の人口の減少速度はこれからさらに加速し、毎年数十万人単位で減り続けることになるという。戦争でもこれほどまでの急減をもたらすことはないだろう。一体なぜ、ここまでの惨状を招いてしまったのか?――実は、そこには国家の衰退を根幹から導くよう、他国より仕掛けられた「静かなる有事」が存在した。驚きの裏面史。 ※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

日本の少子化 百年の迷走: 人口をめぐる「静かなる戦争」 (新潮選書) / 感想・レビュー

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壱萬縁冊

本書の目的:戦前から戦後の日本史を、人口の視点で捉え直し、なぜ、日本は戦争に突き進んでいくことになったのかの検証と、国際紛争の背景に人口戦が存在するのを確認すること(7頁)。福沢諭吉が心配した人口過剰と、解決策としての海外への展望は、日本の命運を大きく左右していった(21頁)。産児制限で大正から昭和初頭にかけて、経済発展とともに国民の考えも少産少死へと移行し始めていた(50頁)。満州への移民事業が人口過剰問題解決に向けた決め手とはなり得ない現実を直視せざるを得なくなった日本(77頁)。

2016/05/25

Taka

明治以降における日本の人口政策を時代を追って辿っていき、その結果を検証していく話です。 現在の少子高齢化の流れは昭和49年に出された方針によるものだそう。このままでは日本は…という結論です。

2017/11/25

はるわか

日本人自体が絶滅危惧種。1949(昭和24)年270万人から出生数の長期下落傾向、現在100万人を割り、2060年48万人、2110年24万人の予測。欧米列強がずっと警戒し続けた日本の人口膨張。日本近現代史は世界各国との人口戦の歴史。GHQによる産児制限、3年で終わったベビーブーム。世界規模の人口爆発の中で少子化が進む日本。先進国の中で人口が減るのは日本、ドイツ、韓国だけ。最大の減少幅は日本。1872(明治5)年人口3500万人、日清戦争時4200万人、日露戦争時4700万人、人口過剰論の広がり。

2016/02/25

funuu

「日本の人口減少はGHQが仕組んだ陰謀」説。さすがに無理があると思う。「アジアの新興国を見ると、まず人口13億の大国である中国は1.62。経済発展して久しいシンガポールは日本を大きく下回る1.20。マレーシアは2.03、タイは1.48。理想的な人口ピラミッドをもつインドネシアで2.36、インドはそれより若干低い2.32である。いずれの国でも出生率はこの50年間にほぼ半減しているのである。」まあ歴史の波なんだろう。

2019/01/05

ky

産めよ殖やせよ、のマイナスイメージは、つい最近まで続いていた。政府、国はプライバシーに関与すべきでない、との思いは、国民だけではなく、為政者側にも強かった。その結果、人口対策は遅れに遅れ、先送りに先送りを延々と繰り返しただけ。GHQの政策が、広くは意識されずに長らく支配してきたのは、WGIPとの相似形を思わせる。戦争に敗けるということは、本当に大変なこと、二度繰り返してはならない。少子化の直接の理由は、未婚、晩婚であり、出生率を上げるのならば、生れた子供を手厚く育てる子育て支援より、結婚させるのが大事。

2018/05/06

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