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小保方晴子日記 (単行本)

小保方晴子日記 (単行本)

小保方晴子日記 (単行本)

作家
小保方晴子
出版社
中央公論新社
発売日
2018-03-20
ISBN
9784120050640
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「小保方晴子日記 (単行本)」のおすすめレビュー

小保方晴子が綴る、「あの日」からのその後——無間地獄から生還するまで

『小保方晴子日記』(小保方晴子/中央公論新社)

 STAP細胞は、まるでUFOのような存在になった。公には否定されたものの、その存在を確信している人も少なくないからだ。たとえば、米ハーバード大学では、小保方氏の研究を元に、現在、世界の各国に特許を申請中だ。また、STAP細胞の確認作業を続けている海外施設もある。今年の3月に、小保方氏が上梓した『小保方晴子日記』(小保方晴子/中央公論新社)によれば、今も海外からの研究職のオファーがあるという。海外では、STAP細胞は生きている。

■STAP細胞騒動は、その後どうなった?  本書によれば小保方氏は、精神を病み、地獄にいるような日々を送ったという。その要因となる出来事は、氏の前著『あの日』(講談社)に詳しく記されている。両方を読めば、なぜ?がわかるはずだ。

『あの日』には、研究の日々の生活とともに、研究過程が丁寧に綴られている。少なくとも、一度分化した細胞が初期化するというSTAP現象が無理なく導かれたことはわかるだろう。検証実験がうまくいかなかった理由は、『日記』からは、共同研究者の影響が大きかったと読み…

2018/4/19

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小保方晴子日記 (単行本) / 感想・レビュー

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takaC

興味深いのだけど10日目くらいから読むのが面倒くさくなった。

2018/09/02

うっちー

マスコミもどうかと思いますが、この日記出版する必要があるのか疑問です。

2018/10/26

ネコタ

読んでいて重くとても辛かった。理研を退職した後の辛く悲しい日々が綴られている。毎日感じている恐怖、苦しみ、焦りといった負の感情に押しつぶされながらやっと生きている。日記の最後に会った人が「よく生きていてくれた」と言った。本当にその通りだと思った。瀬戸内寂聴さんに会って対談できたことはきっと前に進むきっかけができたんだとも思った。登場人物にあだ名をつけているがなかなかセンスがいいと思った。

2018/09/13

それいゆ

前作の「あの日」も、この日記も、小保方さんには文才があるのでしょうか?瀬戸内寂聴さんは、それを見抜いて激励しているのでしょうか?これは何かを創作する力なんでしょうか?STAP細胞ももちろん創作だったわけですが、あの時の記者発表会見はすごかった!大学の論文、Natureの論文、その不適切な研究内容を誰も指摘できず、指導教官たちは誰も彼女に適切な指導ができなかった。小保方さんの責任は重いけれど、取り巻く人たちの責任はもっと重く、結局彼女を被害者にして今なお苦しめているということなのでしょう!

2018/04/26

みつにゃん

たまたまネットに出てきて興味を持って手に取った。生きていてよかった…。それだけ。読むのが辛かったけど、前を向きはじめることを願い信じながらなんとか読み切った感じ。

2022/08/23

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