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科学者という仕事: 独創性はどのように生まれるか (中公新書 1843)

科学者という仕事: 独創性はどのように生まれるか (中公新書 1843)

科学者という仕事: 独創性はどのように生まれるか (中公新書 1843)

作家
酒井邦嘉
出版社
中央公論新社
発売日
2006-04-01
ISBN
9784121018434
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科学者という仕事: 独創性はどのように生まれるか (中公新書 1843) / 感想・レビュー

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harass

科学者による学生向け研究者の心得本。06年出版。アインシュタイン、チョムスキー、などの科学者たちの生涯や名言など。研究者に必要なものや心構えなど引用多し。やや理想論的キレイ事に感じるところがあるが、なかなか興味深く読めた。ダーウィン進化論のアイデア問題やDNA二重らせん構造の発見者の騒動や捏造問題なども。必ず論文にすることや、「何をやるか、よりも何をやらないかが重要」と利根川、本当に重要だと感じるテーマだけを研究すること。模倣、関係が無くても先行研究を学ぶ、なるべく原典で。教科書では駄目。軽く読んだ。

2018/05/08

mint-s

息子に「読んでみて」と言われて読みました。アインシュタインやチョムスキー、キュリー夫人など偉人の逸話を交えながら研究者の哲学や心構えなどが書かれていて、私には少し難しかったけれど息子の考えていることが多少は理解できて良かった。どんな道に進もうともお母さんに出来ることは健康に気をつけて働くことと帰ってきた時に好物を作ることぐらいです。

2018/01/05

井月 奎(いづき けい)

科学者や研究者をめざす若者にむけて書かれた本ですが、私のようなおっさんにも有益な本です。科学や研究が孤独にたえなければならない作業であり、同時に共同作業や発表における社会的な常識も身につけていなければならない。最初からなかなかハードルの高いことを書いてあり、そのハードルを下げることはしません。それでも科学者、研究者、いや自らの夢や思いに時間や命をかけることの素晴らしさも書いてあり、それは深くうなずけるものでした。科学、哲学、芸術、宗教。深いところでは同じ水脈が流れているような気がします。

2023/10/15

まぁいっか

科学者の卵として,読まないといけない気がしてタイトルを見た瞬間にレジに持って行ってしまいました。不安とか苦しみは皆が味わうもの。「個」に徹すること,自己本位,努力・・・いろいろ心にぐさぐさと突き刺さるものはあったけど,締めはやっぱり「論文を書け」でした。頑張ります。

2012/03/26

うえ

「日本の国勢調査では、科学研究者を次のように定義している。「研究所、試験場、謙虚などの研究施設において、自然科学・人文・社会科学に冠する基礎的・理論的研究、試験、検定、分析、鑑定、調子などの専門的、科学的な仕事に従事するもの。」」著者は触れていないが注目すべきは人文の部分。そう、あくまで人文学であり、人文科学ではない、科学ではないのだ。欧州だと人文学(哲学or神学等)が学問の基本的な前提として存在するから、科学より下位ではなく間違いなく上位なわけだ。ただ日本では西洋哲学も神学も基礎にすらおけない訳だが…

2020/02/02

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