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少年 (中公文庫 A 4-6)

少年 (中公文庫 A 4-6)

少年 (中公文庫 A 4-6)

作家
北杜夫
出版社
中央公論新社
発売日
1975-01-01
ISBN
9784122001817
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ジャンル

少年 (中公文庫 A 4-6) / 感想・レビュー

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YM

読友さんの感想から。この本めちゃすき。いいの見つけた。ずーっと読んでられる。それはたぶん、ここに書かれていることが、僕の頭の中を、いい感じに言葉にしてくれてる気がするから。ということは、僕の頭は17歳から変わっていないということか。

2014/12/23

あんこ

こんな綺麗な文章を書く男の人がいるのか、と思ったら北杜夫さんだった。汚れを知らない少年が、自然と肉体と精神の間をさ迷いながら青年になっていく様を叙情詩的に描いた中編。禁断の果実の味を知ってしまった罪悪感と、あの快楽とも言える感情に戸惑う少年の話がいやらしくなく表現されていました。挿絵も雰囲気があって魅力的。そして北杜夫さんのプロフィールを読んで初めて同じ大学の出身者であることを知りました。

2014/11/20

クプクプ

「少年」は北杜夫の性の目覚めを描いた貴重な作品です。信州のアルプスの自然を叙情的に書いています。北杜夫が書く山や自然の描写は独特の美しさがあります。私も子供の頃から自然が大好きだったので、よくわかりますが、自然より女性の方が好きになる瞬間が人生にはあります。それを告白した見事な77ページという短い作品です。

2018/03/14

桜もち 太郎

昭和25年作者が23歳の時の作品。17歳の少年を書いた作品であり、23歳の作者が書いたものらしく、透明感があり文章がキラキラとしていた。最後に少年がアルプスで体感した「混沌」から「愛」のくだりは後の作品の根幹をなすものになるのかな。昔読んだ北作品を機会があったら読み返してみよう。

2014/03/12

井戸端アンジェリか

友人の「オナニイすら知らないんじゃないか?」の一言から悶々と悩み始める。初めてのソレ以降は、自然を愛する無垢な少年ヒコちゃんが爛れた青年になっていくようである。 大人の階段を登っちゃったって事か

2013/07/31

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