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旅は道づれガンダーラ (中公文庫 た 46-1)

旅は道づれガンダーラ (中公文庫 た 46-1)

旅は道づれガンダーラ (中公文庫 た 46-1)

作家
高峰秀子
出版社
中央公論新社
発売日
1992-10-01
ISBN
9784122019386
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旅は道づれガンダーラ (中公文庫 た 46-1) / 感想・レビュー

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sachi716

井上靖、日本パキスタン協会理事、国立民族学博物館教授、京大考古学教室教授、東洋哲学研究所の方など、そうそうたる知識人とともにシルクロードを行く旅の記録。 砂漠をひたすら行く過酷な状況をものともせず、明るく、考古学オタクの教授たちの情熱に振り回されながら行く様子が、目に浮かぶ様な筆致で書かれていて楽しく読める。

2015/01/09

なおこっか

高峰秀子さんの文章を読んでみたくて手にとる。歯切れよく気っ風のいい文章は確かに魅力的だが、どちらかといえば夫の松山善三氏の文章の方がしっくりきた。交換日記的に二人で交互に書く形式は面白く、超現実的で至近範囲にしか関心ない秀子さんと、時折哲学的でロマンチストな一面をみせる松山さんの、対比が鮮やかであると同時に、真逆に見える二人の息のあった様子が微笑ましい。それにしても、今やもう見られない仏、今は訪ねがたい街、今は居ないだろう人々を辿る旅の、何と羨ましいこと!

2014/02/09

roba

おっさんが1歳の時に当時50代の著者さんご夫婦が書かれた旅行記。「健康と、まあまあの金があって、おまけに貴重な時間を自由に使えて、しかも自分の好きなところへ旅行ができる。人生、これほど愉快で楽しいことはない。幸い、日本国の経済は隣国の不幸な動乱で浮上し、おまけに「モウレツ」な働きぶりで、今や世界のふくろ叩きにあうほどの金を貯めた。三人よれば、その中の二人は海外旅行の経験者である。やってきたことは、恥のかきすてであろうと、独断偏見であろうと、それぞれが貴重な体験で、

2022/06/20

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