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旅は道づれツタンカーメン (中公文庫 た 46-6)

旅は道づれツタンカーメン (中公文庫 た 46-6)

旅は道づれツタンカーメン (中公文庫 た 46-6)

作家
高峰秀子
松山善三
出版社
中央公論新社
発売日
2012-03-23
ISBN
9784122056213
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旅は道づれツタンカーメン (中公文庫 た 46-6) / 感想・レビュー

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penguin-blue

冒頭『僕は「わが家の嫁さん」を尊敬している』という夫の語りに始まり、’嫁さん’による夫に関する記述へ続く。エジプトの旅の記録、というよりエジプト旅行というイベントを通した互いの観察日記、という趣であくまで主役は彼ら夫婦。ラムセスでもクレオパトラでもない。(まあ、まだ旅行向けに整備されていないエジプトの風景は興味深いが)。それでも古代へ思いをはせる夫に対し、妻はほぼほぼ興味なし。後書きにあるように彼女はただ、愛する人についてきたのだ。強烈な個性と愛情、秀子に先立たれた松山氏の寂しさはいかばかりだっただろう。

2022/10/06

yoshi

同じ場所を旅する二人が綴る文章の違いが楽しい。40年以上の時を経て、変わったものと変わっていないものが混在するように、4000年の流れに揉まれてきたエジプトの人と文化を堪能。

2024/04/18

なおこっか

引き続き、ご夫婦旅行記。エジプトのよく知られたハイライト巡りなので、風土、見学の記述よりも、夫婦の関係に力点。高峰秀子への興味が直線的ではなく、沢木耕太郎経由の間接的なものだったので、だんだんピンとこなくなる。夫婦の喧嘩とイチャイチャは犬も喰わない的気分になってくるというか。ともかくエジプトのハイライトすら、今や訪ね難い情勢なのだから、羨ましくはなるが。

2014/02/11

hirayama46

脚本家・映画監督の松山善三と女優の高峰秀子の夫婦によるエジプト旅行記。なんだか旅行よりも夫婦のイチャイチャやら考察やらが多くて、そっちの方向を好む読者はいいけれど、旅行記だと思って読むとあれっ? ということもちょくちょくありました。/旅行記としては普通の旅行といった感じで、通訳やカメラマンもいてタフやマッチョさはない、ごく一般的な旅行といった感じ。/あと元が1980年の本なので文章に古さ(特に高峰秀子パート)を感じることもありました。

2012/05/13

にやり2世

夫・ドッコイって見るたびに笑っちゃう。書簡形式の夫婦のやりとりがおもしろすぎる。あの大大大女優はこんなにユニークだったのか。

2016/10/06

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