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文豪と東京-明治・大正・昭和の帝都を映す作品集 (中公文庫)

文豪と東京-明治・大正・昭和の帝都を映す作品集 (中公文庫)

文豪と東京-明治・大正・昭和の帝都を映す作品集 (中公文庫)

作家
長山靖生
出版社
中央公論新社
発売日
2018-11-21
ISBN
9784122066601
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ジャンル

文豪と東京-明治・大正・昭和の帝都を映す作品集 (中公文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓@勉強中

芥川と寺田寅彦の作品がセンチメンタル、荷風が当時の世俗をまざまざと描写しているのが印象に残った。昔の東京の風景は、地名以外もはや私の中ではファンタジーと変わらなく映ることに気づく。

2018/12/08

HANA

明治維新から太平洋戦争まで。漱石、鴎外から太宰まで。文豪たちが描いた東京を、時代順に収録したアンソロジー。個人的に大阪を舞台にした作品はそこに生きる人が描かれるのに対して、東京が土地自体が主人公となっているように思う。本書に収録された作品もその例に漏れず、東京のゲニウス=ロキが感じられるような話ばかり。印象に残った作品は夢野久作の大震災ルポであるが、その他にも月島今昔とか荷風が描く世相の様子等が興味深い。凄まじい勢いで変化する東京ではあるが、時代の変遷を見ると根の部分で変わらない部分があるように思えた。

2019/01/16

yuri_azucena

収録されているうち「三四郎」「普請中」「浅草公園」以外はすべて未読だったので、時代とともに移り変わりつつもどれも現代に通ずる部分のある東京が描かれているのを大変興味深く読みました。特にお気に入りは荷風先生の「深川の唄」。車窓にうつる景色の移り変わりと車内の乗客の入れ替わりは今の我々も大いに共感できる部分であり、いっぽうで荷風が思いを馳せる江戸趣味は遠い昔のように思える。それと夢野久作の一連の震災後の描写は、震災を経験した我々にもとても生々しく身近に感じられました。

2019/02/12

おとん

漱石、鴎外、鏡花、荷風、乱歩、太宰を始め24人の作家の作品から東京を描いた作品を抽出して時代順に並べた、斬新で面白い企画の本。時代は明治から終戦直後まで。特に明治の東京の変貌を眩しく、或いは失ったものを思い、作家が夫々の思いで語るのが面白い。荷風の描く路面電車内の描写はリアルだ。そして電柱や広告の無遠慮さを嘆くが、これは今も変らずだ。夢野久作が新聞記者として今の中央通りあたりを中心に大震災直後の惨状を沿線一軒一軒についてと言っていいほど克明に記録している。こうしたものが収録されているのも価値がある。

2018/11/26

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