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つみびと (中公文庫 や 65-3)

つみびと (中公文庫 や 65-3)

つみびと (中公文庫 や 65-3)

作家
山田詠美
出版社
中央公論新社
発売日
2021-09-22
ISBN
9784122071179
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ジャンル

つみびと (中公文庫 や 65-3) / 感想・レビュー

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ピロ麻呂

大阪2児餓死事件がモチーフの作品。このニュースを初めて知ったとき、激しい憤りを感じたことを今でも思い出します。この作品を読むと、子供をネグレクトした母親にも色々な事情があったのだとは思います。それでも、幼い子供たちを苦しませ、死なせた罪は重い。唯一頼れる母親に見放された子供たちは、どんな思いで50日間を過ごしたのか…もう二度と同じような事件が起こらないように祈るばかりです。

2021/11/04

Shoji

物語前半はモラルも教養も収入も何もかも低い、どうしようもない人たちのどうしようもない物語だと思って読み進めていた。後半に差し掛かり、物語の核心に入って行くにつれ、とてつもなくずしりと重たいお話だと気づかされた。風俗嬢がホストに入れ込んだ挙句、育児放棄で幼い子を死に至らしめてしまう。そこに至るまでの殺伐とした精神、出自、血筋や血統がこれでもかと書かれている。久しぶりに読み応えのあるヘビーな一冊だった。

2021/11/13

ゆきらぱ

重く苦しいテーマでしたが、素晴らしい内容で読んで良かったです。巻末の春日武彦氏との対談も良かったです。この苦しいストーリーが終わりに近づく頃に私は本質に触れたような気がします。(間違っているかもしれませんが)それは人間は、被害者の時には謂れのない罪悪感を抱き、逆に人を痛めつけ加害している時にこそ被害を受けている気分になるのでは?という恐れです。この的外れともいえる感覚のズレが悲劇を生むのかもしれないし、反省の難しさがあるのではないのでしょうか。

2021/10/26

あきら

読み進めるのがとても苦しく、重たい話でした。 たしかに他人事とは思えない。 世の中色んな情報がありすぎるから、表面上の出来事しか攫わなくなる。裏側の物語が丹念に描かれています。 インパクト大。

2021/10/09

Junichi Yamaguchi

『だいじけ?』…  重苦しい。 何故だか悔しい。 「つみびと」ね…。 今作に登場した人たちの夢は、あまりにも色が無く夢として見るにはあまりにも哀しい。 声を届けられない人たちへの救済を。 声を上げられない人たちへの救済を。 僕らは考えなけばならない。。

2021/10/25

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