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綴る女-評伝・宮尾登美子 (中公文庫 は 45-7)

綴る女-評伝・宮尾登美子 (中公文庫 は 45-7)

綴る女-評伝・宮尾登美子 (中公文庫 は 45-7)

作家
林真理子
出版社
中央公論新社
発売日
2023-02-21
ISBN
9784122073272
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綴る女-評伝・宮尾登美子 (中公文庫 は 45-7) / 感想・レビュー

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Kana

大好きな林真理子さん。宮尾登美子さんの作品を読んだことがなかったが、林真理子さんの書かれた評伝で宮尾登美子さんの作品をとても読んでみたくなった。『櫂』から読みたい。

2023/02/26

スリカータ

花房観音さんが執筆した山村美紗伝と比べながら読んだ。双方、女流作家の自意識の強さは並ならない。それが創作意欲の源なのだろう。林さんご自身が宮尾登美子氏と交流があったため、辛辣な表現を控えて、飽くまでリスペクト中心にソフト路線で描かれたように感じた。私は宮尾登美子さんといえば、映画「鬼龍院花子の生涯」の原作者程度の認知度で、本書読了後に早速、評伝で大きく取り上げられた「櫂」の映画版を視聴し、宮尾登美子の世界の一端を味わった。

2023/05/30

マダムぷるる

昭和から活躍した作家、宮尾登美子の作品はまだ読んだことがない。だが、10年以上前のことだが、徹子の部屋に宮尾登美子が登場し作家生活について語っていた記憶がある。朝起きて、数時間執筆をしてあとは、主婦として家事をこなす。作品が気になって執筆に戻ることはないの?と黒柳さんが聞くと、長年の習慣ですから、主婦も作家も、とサラリと語っていた。それ以来気になっている作家なのに映画のイメージが強すぎて作品を手に取れなかった。今回、林真理子センセイによって紹介された宮尾登美子は、とても人間臭くて強さを持った女だった。→

2023/03/09

たけはる

宮尾登美子の評伝ということで気になり。宮尾登美子は『序の舞』くらいしか読んだことがないのですが、あの端正で芯の通った文章にやられていました。私は作品だけでなくその作者のことも気になるタイプなので、宮尾登美子とはこういう一面のある人だったのかと興味深く読みました。まあ、勝手に作品のモデルにされた人やそのご家族などは複雑だろうなあと同情しましたが……(上村松園のくだりなど)。

2023/03/15

散歩中

宮尾登美子は出生や実家が女衒を気にした少女時代、農家に嫁いで満州に移住して終戦で奇跡的に帰国したこと、子供を残して離婚したことなど波乱万丈で真に一生懸命に生きざるを得なかった体験が文学の肥やしになり、女子大を出てちょと気がきいたぼんぽん娘じゃ書けない人の心を深く感動させる本を残したのだなと思った。

2023/08/02

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