KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー m- 4)

村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー m- 4)

村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー m- 4)

作家
村上春樹
出版社
中央公論新社
発売日
2010-11-01
ISBN
9784124035322
amazonで購入する

村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー m- 4) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

再び読書

今は無き和田誠氏との共著。当初は「中国行のスローボート」が取り上げられていた事も印象に残ってなかったが、今読むとソニー・ロリンズの演奏と共に興味深い。また「孤独は井戸」なんて曲もあり、村上主義者にとってはくすぐられる。2012年に読んだときのレヴューが「S.クロウに関する記述が面白かった」の一行だったが、今回はyoutubeで全曲を聞いた後でも、彼女の歌唱も素晴らしかった。今、こんな読み方が出来る幸せを味わえた。また和田氏のイラストが珠玉である。

2021/05/22

aloha0307

JazzVocalはあまり聴いていないので、春樹さんの選曲のなか、知っていたのは、酒とバラの日々♪のみ。原詩と春樹さんによる翻訳に一曲ずつふれていると、曲のsoulに入りこみ、人生そのものがぎゅ~っとかたく凝縮されたその感覚に、こちらの感覚が現世か異界か分からなくなってきました(特に 自●をすれば痛みは消える♪ その甘やかな優しい毒 に)。和田さんのイラストも秀逸? とりわけ イングリッド・バーグマンさんの肖像に^^♥ とても素敵で可愛らしいなあ♥

2018/02/25

春ドーナツ

先日「村上RADIO」第9回“歌詞を訳してみました”に耳をすませていると、私はビクター犬の姿をした中身はパブロフの犬というややこやしいものに変身していた。ディスクジョッキーが語る前からサブリミナルに「村上ソングズ」を再読しようとかなりきっちりと考えていた。「中国行きのスロウ・ボート」を聴いた時に今度はかえるくんに変化した(ひっくり返る)。こんなごきげんなサウンドの唄だったのか! I'd love to get you/On a slow boat to China/All to myself alone.

2019/10/21

aloha0307

数ヶ月ぶり 再読 BeachBoysは”Surfing USA””FunFunFun”♪など、空に抜けるような青空と海&明るく開放的なイメージであったが、本書で春樹さんが採りあげたのは”God Only Knows(神さましか知らない”♪~こんなにも内省深く「深く滋養に富んだ音楽」もあったのだね。「いかなるときも君を愛するとは言い切れない」この留保条件から始まるけど語られるのはストレートな愛情です♥ 2番のleave me” このleaveは、君が亡くなるor(愛がなくなり)去っていく~どちらなのだろう?

2018/04/01

クラムボン

村上春樹&和田誠は『ポートレイト・イン・ジャズ』で抜群のコンビでした。『村上ソングズ』での 和田誠は 装幀も担当、より楽しい紙面になり、絵も一段と洒脱で軽妙です。ジャズボーカルやポップス中心の27曲に、和田選の2曲も文章付きで入ってます。目次を見たらほとんど知らない曲ばかり。でも心配ご無用!YouTubeで曲は聴けます。前書きにビートルズの曲の翻訳掲載の許可が下りないと記している。「ノーホェア・マン」の訳も終えて原稿も終えていた。邦題は「ひとりぼっちのあいつ」ですが、タイトルも村上新訳になるかも。

2021/06/30

感想・レビューをもっと見る