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NHK ニッポン戦後サブカルチャー史

NHK ニッポン戦後サブカルチャー史

NHK ニッポン戦後サブカルチャー史

作家
宮沢章夫
NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班
出版社
NHK出版
発売日
2014-10-09
ISBN
9784140816509
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NHK ニッポン戦後サブカルチャー史 / 感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

NHKのEテレでやっていた番組の本。劇作家・宮沢章夫が日本の戦後のサブカルチャーを風間俊介達に講義する番組だった。第1回目を見て「毎週見よう!」と思っていたが、ついうっかり見逃し続けた。いずれ本になるだろうと思っていたが、こういう本になるとは。本書の半分はサブカルチャー年表(労作である)。講義の部分の序章〜6章は番組収録前にインタビューしたものという事で、放送を見た人にはお得であろう。もちろん内容は面白い。今まで大瀧詠一の魅力が今ひとつわからなかった私にも、ようやくわかり始めた。ナイス近代史。

2015/02/14

ばんだねいっぺい

いろいろなおさらいができた。文化振興の補助金を出してくれる団体があることは、ありがたいことと思います。

2017/03/30

zirou1984

本編と同じぐらいのページ数が割かれている、1945年から2014までの文化的出来事をまとめたサブカルチャー史関連年表こそ本編。そもそもにおいて日本の戦後文化史に通史は存在しないのだから、わざわざサブと名付ける必要もないだろうと言えるくらいの充実さ。反対に本編はNHKの放送10回分を無理やり圧縮しているのか、入門としては構わないがどうにも消化不良感が漂う。しかし日本の戦後文化史において問題なのは、それが「東京」文化史とイコールな点に尽きるのではないかと。文化の一極集中っていつから始まったんだろうね。

2015/12/07

akihiko810/アカウント移行中

NHKの番組の書籍化(番組未見)宮沢章夫が、1956年の「サブカルチャー元年」以降の日本のサブカルチャーを10年代ごとに解説。印象度B+  追悼・宮沢章夫。「サブカルチャー」という語が日本に登場したのが56年の美術手帳だという。「ヨーロッパ=メインカルチャー」とは違う種のカルチャーという意味だったという。宮沢が体験していない50、60年代はそこまでの面白さだったが、宮沢の個人史が絡んでくるとそれなりに面白かった。TBSラジオの「林美雄のパックインミュージック」(70年代)の項は、当時の深夜ラジオの(続

2022/10/31

しゅん

あまりに広大すぎる、しかも境界が曖昧な「サブカルチャー」の歴史を描くという挑戦。宮沢章夫は演劇、映画、音楽、漫画とあらゆるジャンルへの言説を通して戦後日本を描写する。60〜70年代においてラジオが若者に大きな意味を持っていたんだなと改めて実感。中心となる街が新宿→原宿→渋谷→?と移りゆくあたりは都市論としても興味深い。1945年から2014年までの一ヶ月ごとの年表は圧巻で、何と何が同時代だったかが一目でわかるありがたい代物。照らしあわせることで、自分のサブカルチャー濃度が確認できた。

2019/01/25

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