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街への鍵 (ハヤカワ・ミステリ 1898)

街への鍵 (ハヤカワ・ミステリ 1898)

街への鍵 (ハヤカワ・ミステリ 1898)

作家
ルース・レンデル
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
2015-08-07
ISBN
9784150018986
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街への鍵 (ハヤカワ・ミステリ 1898) / 感想・レビュー

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starbro

昨年から今年にかけて愛読している作家が、かなり亡くなられています。ルース・レンデルもその一人です。学生時代がルース・レンデル全盛時代で良く読みました。今回は懐かしく頁を捲りましたが、全く古さは感じず、流石長きに渡ってイギリスのミステリ女王と言われただけあります。新作がもう読めないのが非常に残念です。心よりご冥福お祈り申し上げます。

2015/09/01

Nat

図書館本。レンデルの遺作。DV男から逃げ出したメアリー、麻薬中毒のホブ、家族を交通事故で失ってホームレス生活を送るローマン、お金持ちのペットの犬を散歩させて小金を稼いでいるビーンという4人の人物の視点何交錯しながら物語は進んでいく。メアリの危なっかしい行動に冷や冷やしながら読み進めた。イギリスの階級社会が垣間見られ、興味深かった。ローマンが幸せになってくれるといいなと思った。他の方々も書いていられたが、人物紹介があると良かった。そして最後になっても串刺し公の正体がわからなかったことが残念。もう一度読もう!

2024/05/11

りつこ

久しぶりのレンデル。悪意や暴力が日常をじわじわ蝕んでくるのがなんとも言えず怖い。最後がちょっと唐突な感じがしたのだが(え?誰?と何回か読み直しちゃった)、それぞれの人物が丁寧に描かれているので読み終わった時の満足感が大きい。暗い物語だったけれど少しだけ希望を感じさせるラストが良かった。

2015/10/05

星落秋風五丈原

物語は公園を行き来する複数の人物―富者と貧者―の視点で同時進行する。 1.何者かから依頼を受けて暴力行為を行う薬物中毒の男性ボブ 2.支配的に振る舞おうとする恋人から逃れて海外旅行中の夫妻の留守番をするメアリ3.交通事故で妻と娘を亡くして出版社勤めからホームレスになったローマン4.特別な趣味を持つ主人に仕えた執事だったが 現在は裕福な家の犬達の散歩係70歳のビーン これらとは独立した形で、公園の柵の上に路上生活者が串刺しにされる殺人事件が起きる。目まぐるしく変わる視点に躱されて、なかなか全容を見通せない。

2016/02/19

ひめ

いろんな物語がひとつに収束していく・・・・・。途中でななめ読みしてしまったせいか、ホームレス事件の犯人が誰なのかわからなかった・・・・(汗)骨髄移植しても完治するわけではないんだなぁ。

2015/09/29

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