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NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

作家
アガサ・クリスティー
深町眞理子
出版社
早川書房
発売日
2004-04-16
ISBN
9784151300486
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NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) / 感想・レビュー

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absinthe

トミー&タペンス長編第二弾。前作で20代だった二人は40代、そして夫婦に。今回は第二次大戦戦時下で敵はナチス。国家社会主義にかぶれたイギリス人もちらほらと。敵の野望を打ち砕くのだが。今回の舞台は<無憂荘>と呼ばれるお屋敷。閉じた世界の人間模様と小さな謎。黒幕は半分予想通りだったが。それでも面白い。クリスティは本格推理の女王でもあるがトリックばかりでなく人間の描写が図抜けている。時間が限られ、身に危険が迫る二人。最後までスリルがあった。

2022/01/02

nobby

トミー&タペンス②まさに中年者の活躍を見せつけられる一冊♬前作であわせて四十五にもならなかった二人が、一人で越えている衝撃(笑)そんな中で舞い込むのはナチスの大物スパイ〈NかM〉の正体探し。何だろう…特別な技法や仕掛けなど無く、様々な人物を順々に吟味していくだけの展開に惹き込まれてしまうのが不思議。突如として起こる誘拐事件など意味不明な事柄が、仕組まれた様に繋がるのがスゴい!もう序盤から反転させての油断が植え付けられていたのには脱帽。いや子供めいたとか奇跡的な事象への怪しさは感じてたけど、正体には至らず…

2021/06/04

中原れい

息子・娘が軍の仕事をするようになっているペレスフォード家。トミーとタペンスは自分たちも国のお役に立てるはずと思うが仕事はない。でも昔のつてで極秘の大きな仕事が舞い込んで…。誰もが怪しいゲストハウスを中心に国内のスパイをあぶりだすサスペンスもので2人が本領発揮。スリルあり、笑いと涙もあり、小説として面白いです。若者が親より自分を優れていると思うのは昔からですね。

2016/06/27

みっぴー

万年失業中のトミーとタペンス。そんな二人がありついた仕事は、なんとドイツのスパイを見つけること!時代は第二次大戦の真っ只中。ドイツがフランスを降伏させ、次はイギリスに上陸?イギリスの運命はこの中年夫婦に託されたわけですが…やっぱりスパイ絡みは面白いですね。楽しかったです。〈無憂荘〉の滞在客は皆キャラが濃くて、どこか胡散臭い…色んな罠を仕掛けるトミーとタペンスは、完全に楽しんでます…楽しみながらついでに国を救ってしまった二人。好きこそものの上手なれ…って、これはちょっと違うか(笑)

2016/01/19

Tanaka9999

2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。スパイものだが、トミー&タペンスシリーズはなかなかに面白い。素直に読めるというか、素直にハラハラできるというか。真面目にスパイを探したが、ある程度文章中でもはっきりするまで全然気が付かなかった。

2021/09/30

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