読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

虫の惑星―知られざる昆虫の世界 (ハヤカワ・ノンフィクション)

虫の惑星―知られざる昆虫の世界 (ハヤカワ・ノンフィクション)

虫の惑星―知られざる昆虫の世界 (ハヤカワ・ノンフィクション)

作家
ハワード・E. エヴァンズ
日高敏隆
出版社
早川書房
発売日
1972-06
ISBN
9784152030993
amazonで購入する

虫の惑星―知られざる昆虫の世界 (ハヤカワ・ノンフィクション) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kiyoka

いろいろな昆虫の生態を知るのは面白い。この本で特徴的なのはハエ、カ、ゴキブリ、群生バッタなど害虫と言われているものも多く取り上げていることだ。それらは本当に根絶すべき生き物なのだろうか。宇宙開発に(まだいるかどうかもわからない生物に)使うお金の何分の一かでも今いる地球上の生物についての研究費に回してほしい。と何度も切実に訴えている。レイチェル・カースン『沈黙の春』以降の昆虫のフェロモン、捕食者、寄生者を使うやり方にも、そんなに単純なものではない、それもやはり生態系を乱すことになるのだ、と心配している。

2016/04/28

@を

1962年レイチェル・カーソン『沈黙の春』の4年後の出版で、それに対する批判的アンサーが為されている(農薬被害の誇張、捕食者による害虫駆除の単純化)。さらに一年後には月面着陸を控えているのだが、宇宙開発に比べて生物学領野への資金があまりに少ないことに怒り、足元を見よと全編を通して警告を発する。「役に立つ/立たない」とは一線を画し、非人間界への(無目的な?)省察を促す最終章「自然は必要か?」は今なお意義あるかと思う。――もちろん、メインの昆虫の生態学は読んでいて楽しい。

2016/10/01

感想・レビューをもっと見る