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2020年代の想像力: 文化時評アーカイブス2021―23 (ハヤカワ新書 011)

2020年代の想像力: 文化時評アーカイブス2021―23 (ハヤカワ新書 011)

2020年代の想像力: 文化時評アーカイブス2021―23 (ハヤカワ新書 011)

作家
宇野常寛
出版社
早川書房
発売日
2023-08-22
ISBN
9784153400115
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2020年代の想像力: 文化時評アーカイブス2021―23 (ハヤカワ新書 011) / 感想・レビュー

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なっぱaaua

ハヤカワから新書が出たというので読んでみた。20年代に出たアニメ、小説、ドラマ、映画29作品を批評したもの。批評本って久しぶりに読んだかも。この筆者さんはTVのコメンテーターになっていたこともあるそうですが知らなかった。既読・視聴済なのは「鎌倉殿の13人」「すずめの戸締り」「リコリス・リコイル」「SPY×FAMILY」だけだった。アニメで「ゴールデンカムイ」、アニメ・コミックで「スパーカブ」が入っても良いでしょうか。とにかくこんな考えがあるのだと感心した。まぁ考えの違いで嫌われそうだなと思ったり。~続く~

2023/10/10

ころこ

テーマ設定のある本よりも、著者に焦点の当たる評論集は売れない。読者は対象となる作品を全て見たり読んだりしている訳ではないので、興味の対象は作品ではなく著者になるからだ。立ち上げたばかりのレーベルに、売れない企画の本を収録するセンスに疑問を抱かざるを得ない。著者の弱点は、作品の評価を社会批評に反映させる社会反映論だということだ。著者は直接に論じる方法を持たない。ひとつひとつの作品が社会のあれこれの反映だと言われると、「そんなこと考えて見たり読んだりしたくないよ」と反発される。逆に社会のことを論じたい方からは

2023/11/06

Tenouji

『水星の魔女』があったので読んでみた。わざと昇華させない演出は、もう定石なのか!?その他、自分も観た作品を拾い読み。面白くは読めたけど、宇野常寛氏さえも、なんとなくマッチョに見えるのは、なぜ。

2023/09/18

イワハシ

近年の作品を多数さっくり評論した一冊。とてもいい仕事だと思う。短評だしネタバレも躊躇なしなので、そういうものとして読むとコンパクトに作品のエッセンスが摂れてありがたい。←あまりいい読者ではないかな?

2023/08/25

酩酊石打刑

批評とは何かについて考えさせられた。日本における近代批評を確立した小林秀雄のことや、表現論めいたもの、時代を作者として想定して各作品を読み込む姿勢など。しかしうまく整理はされないまま、いろんな表現作品を楽しんでいる。本書に取り上げられた作品は、読んでいないものがほとんどだった。しかし彼の作品読みの確かさや読み込み方には同意する部分が多い。〈伏線の回収〉や〈謎の解明〉ではない虚構作品の楽しみを伝えてもらった。「すずめの戸締り」と「かえるくん、東京を救う」とのアナロジーは興味深かった。

2023/09/23

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