KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

好色一代男 (河出文庫 し 2-6)

好色一代男 (河出文庫 し 2-6)

好色一代男 (河出文庫 し 2-6)

作家
島田雅彦
出版社
河出書房新社
発売日
2023-11-07
ISBN
9784309420141
amazonで購入する Kindle版を購入する

好色一代男 (河出文庫 し 2-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おの

「伝説のパリピ」という帯に惹かれ本屋でふと手に取り。うーん、パリピ!女から見るとくそ野郎なんだが、どうも憎めない。吉野太夫の話はいい話と思いきや、次の話はもう別の女の話。現代語訳でも読むのきつかったので、訳されなければ読まなかったであろう。訳者の島田さんに感謝。

2023/11/12

ゆかり

あとがきの「世之介にはひたすら無茶なカネの使い方をさせるわりに、作者の井原西鶴はカネの計算が細かい。まるで帳簿をつけているみたいに律儀に、世之介の愚行にいくらかかったかを書き記している。」が面白くて思わず吹き出しちゃった。作中の金額が全部現代の金額に換算されていて分かりやすかったです。

2023/12/17

Fumoh

好色一代男を現代語訳してくださった、島田雅彦先生。これは非常に面白いし、かなり読みやすい。当時の通貨価値を、現代の円に換算してくださっているのが、面白いしありがたい。好色一代男は天下の色男の行状をつづった物語という特徴のほかに、江戸時代の色町の風俗をこと細かに叙述した、文化考としても名高い。いったいどこに、どれだけ金がかけられたのか、それが分かるのは面白い。作品の出来は周知のことながら、改めて考えてみると、このような放蕩に一生を費やした変態男の物語が、こんなにも長い間読み継がれているのは、理由がある。

2023/12/11

もりひら

古典独特の唐突に別の話になって繋がりがわからない場面や、言い回しの意味がわからず理解できない部分が多い。当時の文化や風習がわかれば楽しめるのかもしれないけど、その深追いまでの解釈は訳されてなく、今回はただ現代語訳しました感。これなら大学生でもできそう。ただ、現代語訳でもこれだけ読むのが苦痛だったのだから、原文はなおさら読む機会はなさそう。訳者も書いてるとおり、なんのことを言ってるのか、誰が言ってるのかちんぷんかんぷんなものをよく訳してくれたと思う。こういう機会がないと読まなかったのでまぁ良かったかと思う。

2024/02/06

感想・レビューをもっと見る