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読書という悪徳

読書という悪徳

読書という悪徳

作家
佐伯彰一
出版社
文藝春秋
発売日
1995-09-01
ISBN
9784163505909
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読書という悪徳 / 感想・レビュー

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salvia

新聞や雑誌に掲載されたコラム集で、読み易くはあるが軽くはない。漱石の書簡集について「思わずひきこまれ、つりこまれて読まされてしまい」と書いてあったが、この本にも同様の感想を抱いた。英文学のみならず、トロント大学で教えていた日本文学も明晰な解釈で、バイブルとコーランを比較するなどの宗教論は「目から鱗」的。アメリカ留学(A.ハクスレーの自宅にアポなしで押し掛ける!)の思い出話も面白く、50年代のアメリカの空気を吸わせてもらったような気がする。

2024/02/25

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