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強父論

強父論

強父論

作家
阿川佐和子
出版社
文藝春秋
発売日
2016-07-29
ISBN
9784163904917
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強父論 / 感想・レビュー

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じいじ

 残念というか、申し訳ないが阿川父娘の書かれた本を読んでいない。父親が相当な頑固者であることは、佐和子さんのTVトークで聞いていた。どのくらいスゴイのか読んでみた。筋金入りのガンコ親父である。親娘の一部始終が克明に描かれた爽やかな「親父論」です。とても面白いです。二人で行った初ハワイ旅行、「お父ちゃんのおかげ…」と小声で唱えながら、父親のパンツを洗う姿は愛情でつながった可愛い娘です。自由奔放な一生を家族らに支えられて、94歳で大往生した弘之氏は幸せ者である。これを機に阿川弘之の本を読んでみたいと思った。

2016/09/26

いつでも母さん

阿川佐和子さん、天晴れです。これまでお父上の逸話は度々聞かせて(読ませて)頂きましたが、『ザ・昔の父親』まさしく『強父』ですね!寝る前に少しずつ読むも、面白すぎです。ここまで強烈なお父上のDNAを佐和子さんも持ってるのだなぁ・・と、思いつつ私の亡き父とダブるところも多々有って(汗)で、阿川家のお子様達は皆さんグレることも無く成長され、お母様も『夫婦』を全うされたのだから、それが阿川家の形だったのですね。ここまで沢山の思い出が有る(思い出せる)のが凄い!本当に阿川さん「精魂込めて」ましたね。

2016/08/15

美登利

これまでに何冊か阿川さんの本を読んでるので、お父様のことは既に存じ上げてるエピソードばかりでした。でも改めてすごいなあと思います。娘のために良かれと思って厳しくしたのとは違うと思う。奥様に対しても女はバカだから、自分に従ってれば良いという雰囲気がビシビシ伝わってくるものね。それでも最後まで投げ出さずに父に夫に尽くした阿川家の女たちは素晴らしい。外面は良かったようですね、阿川弘之さんは。(笑)他人ごとながらお気の毒になる頑固親父の典型でした。もうこんな父親も今はほとんど絶滅してるんだろうね。

2019/09/01

ゆみねこ

夫の借り本をついでに読了。いや~面白かったです!暴君の父君とひたすらそれに仕える家族。でも、理不尽な要求をされながらも、ひたすらそれに応えるご家族の愛情を感じました。

2017/07/09

nyaoko

父・弘之氏については、娘・佐和子さんがテレビや著書で語られていたのを覚えていたので、氏が亡くなられ本が出ると知ってすぐに図書館予約したのに随分待ちました。いやはや、聞きしに勝る暴君親父殿。男尊女卑で傍若無人、我儘放題、これは弘之氏の奥様も相当な心労があったであろうと胸が痛くなるばかり。それでも、娘が語るエピソードはどれもこれも強烈に面白くて笑いが止まらなかった。佐和子さん、父に優しくされたのは人生で2回だけに対し、歳の離れた弟さんは怒られたのは2回だけって、そりゃズコー!ですね。

2017/12/10

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