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米澤屋書店

米澤屋書店

米澤屋書店

作家
米澤穂信
出版社
文藝春秋
発売日
2021-11-10
ISBN
9784163914527
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米澤屋書店 / 感想・レビュー

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starbro

米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。作家デビュー20周年記念エッセイ、本書に登場する作家および作品の内、私が読んでいるのは、1/10×3/10で全体の3%程度でした。著者は、作家として、かなり本を読んでいると思われます。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6775?ud_book

2021/11/29

パトラッシュ

読書好きの少年が様々な本を読んで感動し、やがて自分も書き始める。どんな作家にも同じ流れがあるはずだが、とりわけミステリは「このジャンルに惚れ込んで」書き手になった例が多いのでは。その典型である米澤穂信さんによる、ミステリ読書を通じて語る自叙伝。多くのミステリとの出会いと感動を与えた作家への思い、ランキング作成や同好の仲間との対話など、どのページでも米澤さんがミステリが好きで好きでたまらないかを情熱的に語る。直木賞を同時受賞した今村翔吾さんが書店経営者だそうだが、これはミステリ専門米澤書店の図書目録なのだ。

2022/04/21

ねこ

この本は著者、米澤穂信氏の読書遍歴を集め街の小さな書店とし、選んだ本棚、好きな本棚、バックヤードなど本書自体が「米澤屋書店」として書かれています。書籍の9割以上は店主の置きたいミステリで構成されており、尚且つ店主の米澤氏が自ら本の要点や感じた事を客である私たちに話してくれる…私にはそんなイメージの本でした。私はアニメの「氷菓」で米澤氏を知りました。デビュー作だったのですね。正直、あまりミステリは読まないのですが小説家さんが自分の事を書いている本は大好きです。初めに…も、あとがきも全て本の話。一貫してて凄い

2022/05/08

あすなろ

読了本の殆どは、経済的にも売り払って次々と新書・古書を問わず投資していく僕が手許に残そうとしている貴重本となった。米澤氏ファンには堪らない一冊。そして、ミステリー学大系第1巻という趣きの書であった。それに加え、ご出身地である我が県の事やご自身の事も書かれてあり、各頁下には注迄記してある!ミステリーや米澤氏への理解に、読書の道標に愉しい一冊。なお、同じくファンである柚月氏との対談も個人的に気に入った。

2022/01/23

とん大西

ミステリを軸に膨大な量の作品のレビュー、蘊蓄、はたまた紀行文に対談といったメニューで何でもアリの米澤さんの読書エッセイ。これまで米澤作品は数作読んでますが、相性なのかドハマりするほどではなかったように思います。でも、このエッセイはいい!ほとんど未読作品ばかりの解説なのに飽きずに楽しく読めてしまう。軽快な文章と抜群のワードチョイスが心地よく響きます。本に対する真摯な横顔。いやぁ、米澤さんって素敵な作家さんです、今さらですが。「真実の10メートル手前」の英訳のお話なんかは正に表現の妙。粋でたまりませんゎ。

2022/01/23

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