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冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)

冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)

冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)

作家
米澤穂信
出版社
東京創元社
発売日
2024-04-30
ISBN
9784488451127
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冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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おうつき

四部作の最後は小鳩くんが轢き逃げに遭い、意識不明で病院に搬送されるというショッキングな幕開け。二人の出会いを描いたエピソード0的な物語が交差しながら物語が進んでいく。これまでの作品で丁寧に描かれてきた要素を全て織り交ぜながら辿り着く真相は中々衝撃的。一つの事実から絡み合った糸が解けていくような終盤の展開が見事で、心揺さぶられるような印象的な場面が連続する。シリーズの一つの締めくくりとして最高のものを読むことができたという感動が大きい。ラストシーンで、これまでこのシリーズを追ってきて良かったと心から思えた。

2024/04/27

ナオ

面白かった!!小市民シリーズ、随分ご無沙汰だったけど、すんなり世界に入っていけました。小鳩くんが轢き逃げに遭い、1ヶ月後の大学受験を棒に振る重傷。同じく小市民を目指してる小山内さんは犯人探しをしてるらしく…以前よりシリアスな内容でドキドキした。中学時代の同級生に起きた轢き逃げ事件の回想もあり。この二つの事件には係わりがあるのか?どうして小山内さんは彼が寝てる時にメッセージを残していくのか?謎解きに痺れる。今度は大学生になった2人に会えるかもと期待しつつ、読み直します。堪能!!

2024/04/27

ジンベエ親分

やっと来た小市民シリーズの最新作そして完結編。今回は轢き逃げ事故で入院中の常悟朗と置き手紙のみでほとんど直接的な接触がない小佐内ゆき、とかなり趣が違う。動き会話する2人はほとんどが3年前の回想シーンで、2人が出会った事件でもあるので、もうひとつ噛み合ってないのが新鮮。2人が顔を合わせるのは第十一章、最終盤になってからだが、ここからの小佐内さんがスゴい。結局このシリーズはキーパーソンは常に小佐内ゆきだったわけで。まあ、何となく小佐内ゆきのキャラ(というか口調)に違和感は感じるのだけど…でも美しい終章に満足。

2024/04/27

ikn

93分 良かった 特に完結したなと思えた事が

2024/04/27

あらい/にったのひと

シリーズおしまい! さらば小鳩常悟朗! になるのかな、小市民シリーズでした。いやあ面白い、あとに続くのは小鳩の心がくじかれたその瞬間であるのが分かっているのに読み進めてしまうこの流れ。素晴らしいミステリは素晴らしい小説、ということですな。個人的なことながらこの小市民シリーズはポストガールと並んで私と共に海を渡った仲なので、感慨深いものがあります。いやあいい本読んだなあ!

2024/04/26

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