異能機関 上
異能機関 上 / 感想・レビュー
starbro
デビュー50周年をもうすぐ迎えるスティーヴン・キングは数十年に渡って読んでいる作家の一人です。 超能力を持つ少年を主人公にしたSFホラーファンタジー、上巻は一気読みです。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://books.bunshun.jp/sp/king
2023/08/02
ひさか
2019年刊The Instituteを翻訳して、2023年6月文藝春秋刊。夜まわり番、神童、粒々の注射、モーリーンとエイヴァリー、脱走、の5章を収録。上巻。優れた理解力を持つ12歳の少年ルークが謎の組織に拉致されて…という話が語られる。元警察官のティムはいつ登場するの?。うーん長い。ここまで長く語る必要があるのか?と思いながら、焦燥にかられて、下巻へ。キングの展開に翻弄されているということはわかる!。
2023/09/28
オーウェン
キングの新作は超能力を持つ子供たちが隔離誘拐されるという組織。 そこでは非人道的な計画によって子供たちが痛めつけられ、捕らえられたルークは脱走を試みようとする。 上巻なので当然何の解決もないが、相変わらずキングは余計なエピソードが多いので長い。 それでも超能力を使う子供たちが、いかに組織の人間たちに反撃するのか。 そこらへんが下巻の見どころかな。
2023/08/09
あたびー
設定を読んだ人はおそらく皆「ストレンジャーシングス」を想起したのではないだろうか?幕開けは不運な事案で失職した元警官ティムが別の土地でやり直すエピソードに1章を割いている。その後は超能力を持つ少年たちを集め国家的(?)企みに利用しようとする、正にストシンに出てきたような機関に拉致られた天才少年ルークの話に移る。似たような設定ではあってもこの機関には、御大得意のサディスティックな人物が跋扈している。そして子供達の絆も。決死の脱出を試みたルークはおそらく下巻でティムに出会うのだろう。
2023/08/24
ぽてち
発売日に入手したが集中して読みたくて温存していた。作家生活50年というのもすごいが、それ以上にほとんどの作品が水準以上であることが驚きだ。本書の帯には「王道回帰。」とデカデカ書かれている。王道とはホラーかSFか。始まりは元警察官のティムがデュプレイに流れ着き、そこの警察署で“夜まわり番”になるまでが描かれる。静かな書き出しはミステリー風だ。一転して天才少年ルークが巻き込まれた災難に移る。キングは子供を書くのもうまいから何の問題もない。展開は読めてきたが、その予想を遥かに上回るのは間違いない。下巻へ急ごう。
2023/08/13
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