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うつは薬では治らない (文春新書 753)

うつは薬では治らない (文春新書 753)

うつは薬では治らない (文春新書 753)

作家
上野玲
出版社
文藝春秋
発売日
2010-05-20
ISBN
9784166607532
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うつは薬では治らない (文春新書 753) / 感想・レビュー

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ねこまんま

それぞれ症状も状態も違うと言いながら、このタイトルの断言の仕方はどう?薬で治る人も治らない人もいる。私は薬で治ったので、あなたには効かなくて、主治医は薬の効き方や副作用をちゃんと説明してくれなかったのね、と思うだけで、うつ病で悩む人やその家族が安易にこういった本に飛びつかないことを願う。だいたい、製薬会社と医療者との関係は、抗うつ剤に限ったことではないのに何を今更?鬱っぽいかな?という軽度の人のための警告本だと思えばいいかもしれない。ただ最後は「結局自分で治すしかない」って、読者に全部丸投げです。

2016/06/22

カッパ

うつは薬だけでは治らないと私も思います。よいと言われる薬だって副作用はあるし、効かないけんもあるし鬱ではなかった場合は大変そうである。 まあ、結局はちゃんと自分で考えて医師の言う通りだと怖いことになりそうだ。

2018/06/13

たか

うつになってもなかなか復職できないケースに患者化という言葉がある。鬱の症状が軽くなってきても社会復帰か怖くて病気を理由に家にこもってしまうこと。気持ちはとてもよくわかる。休職が長期化すればするほど、患者化するケースが多い。本当の鬱病なら、長くても1年くらいで寛解するはずである。患者化からの脱出法としてはちょっとだけ、努力してみること筆者は言う。やはり、勇気と行動があるかないかで、人生が変わってくる。

2016/05/04

いちこ

経験から言えばSSRIの危険性なんて全く知らず、処方されるまま一回に10錠近く飲むこともあった。冷静に考えれば異常だ。が、そういう治療をする医者は今もざらにいるらしい。ただその異常性を指摘してくれるような人がいない。というよりも、結局うつには当事者以外の目が向かないんだろう。甘えだとか言われて切り捨てられてしまうから。閉鎖された場所でぐるぐるするしかないような構造になってしまってる。

2013/07/26

ねこじた

著者が医師から聞いたところによると、担当医に頼りきりになり、治療に向かう主体性が欠如した患者が多い(患者化してしまう)という。このような患者はうつに限らずたくさんいるのではないかと推測する。 (著者はその存在を認めていないが、)いわゆる「新型うつ」などにより社会一般に徐々にうつが知られてきた。しかし、うつ=心の風邪=3日寝れば治るという誤った理解があるようだ。うつ患者の雇用を守るという点から、一般人に正しい理解を促す啓蒙活動が必要で、企業や社会全体への行政からの適切な支援が待たれる。

2012/08/12

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