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留置場→拘置所→裁判所 アフター・スピード (文春文庫 い 46-2)

留置場→拘置所→裁判所 アフター・スピード (文春文庫 い 46-2)

留置場→拘置所→裁判所 アフター・スピード (文春文庫 い 46-2)

作家
石丸元章
出版社
文藝春秋
発売日
2002-02-08
ISBN
9784167137069
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留置場→拘置所→裁判所 アフター・スピード (文春文庫 い 46-2) / 感想・レビュー

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ゆいまある

スピード続編。ヤク決めてラリって歩いたら職質されてそのままパクられて、留置所、拘置所、裁判を体験したノンフィクション。留置所は仕事で何度か行ったことがあるが、拘置所はツライ、もう二度と戻りなくないと聞くので読めて非常に満足。石丸さん全く反省していない様子。確かに薬物依存は自分の体は傷付けても直接他人を傷付ける行為ではない。でもここまでの状態ともなれば、どんなに周囲が心配してるだろうか。やっぱりこの人、大事なことがなんか抜けてると思う。後、覚醒剤後の鬱に衝動性高めるアナフラニール出すかな。嫌な処方だな。

2018/12/30

kera1019

内容はノンフィクションって言うよりほぼ私小説やけど、今まで読んだ塀の中の体験記よりコッチの方が全然面白い。見沢知廉の「囚人狂時代」みたいに有名人は出てけぇ〜へんけど、著者自身の言葉で語られる"あるあるネタ"に思わず笑ってしまう。

2013/09/15

薫風堂

強烈な薬物体験記『スピード』を著した石丸さんの、その後。ヒヨコスープ、体育会系生活様式、空想ドラッグパーティー。逮捕以降の、それはそれは夢のようなノンフィクション。喋ること、歩くこと、風呂、食べたいものを食べること・・・いざ失うと、その素晴らしさに気づく当たり前の日常生活…なんて説教くさい美談では終わらないのが流石のゴンゾ。「思い描いていた空想のギネスとは…拘置所の中でエアで飲んでいたギネスとは味が違うんだ。うーむ、これが現実のギネスってもんか。エアとは味が違う。妙な感じ方だが、まあ悪くない(306)」

2010/10/08

Gilles B.

スピードにのってアフタースピードもいってみました。特に物凄い目新しいことが書いてあるわけではないのですが、キャラ設定やらそのポップな文体やらでぐいぐい楽しく読ませてくれます。石丸元章だったら拘置所でもどこでも楽しくやってけるでしょ、と勝手に思っていましたが、やっぱりそれなりに大変なところのようですね。お疲れ様でした。★★★☆☆

2010/04/17

あかつや

前作『スピード』の後、ついに覚醒剤使用でパクられた著者の体験記。檻の中で書いたものをあまり手を加えずに載せているってことでいろいろ興味深くはあるけれど、拘置所へ移される頃にはもうシャブが抜けてしまっているからか、熱に浮かされたような勢いが失せ、この手の読み物がよく陥る平凡な獄中食レポになってしまう。でもまあそんなもんなんだろうな、檻の中ってのは。それにその後本作で一番の見せ場もある。モデルをやってる嫁が裁判で証人席に立つ場面だ。これがもう素晴らしい。この場面だけでこの本全てを肯定してしまえるってくらい。

2019/07/26

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