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意味がなければスイングはない (文春文庫)

意味がなければスイングはない (文春文庫)

意味がなければスイングはない (文春文庫)

作家
村上春樹
出版社
文藝春秋
発売日
2008-12-04
ISBN
9784167502096
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あらすじ

音楽は書物と同じくらい人生にとって重要なものという村上春樹が、シューベルトからスタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、Jポップのスガシカオまで、すべての音楽シーンから選りすぐった十一人の名曲を、磨き抜かれた文章とあふれるばかりの愛情を持って語りつくした、初の本格的音楽エッセイ。

意味がなければスイングはない (文春文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

全部で10篇からなる、音楽論(演奏論、演奏家論というべきか)。シューベルトのピアノソナタニ長調を例外として、他の項目の共通項は"アメリカ"。クラシック、ジャズ、ロック、フォークまで(スガシカオもあったけど)幅広く取り上げられているが、音楽論としても読ませる力によって抜群の説得力を持って読者に迫る。中でも白眉はブルース・スプリングスティーンとウディー・ガスリーだろう。音楽が置かれた状況や、社会構造との関連にまで論究し、音楽から望見する現代アメリカ論に成りえている。一方、抱腹絶倒なのは「2人のピアニスト」。

2012/10/23

おいしゃん

かなりマニアックで、書かれた演奏家の半分ほども知らなかったが、その演奏を再生しながら読んでみると、新しい世界が見えてくるようで有意義だった。

2016/10/27

Taka

本棚を物色して見つけた本。村上春樹は音楽に対する造詣が深いという事はよく伝わった。しかしその情報を咀嚼できる基盤も知識もないため理解できず…。春樹さんの解説を参考に実際にクラッシックやピアノ、ジャズ。人物的にはシューベルト、スタンゲッツ、マルサリスなどなどを聴いてみて、改めてこの本の内容を味わいたいと思う。

2018/09/06

かるかん

珍しい珍しい村上春樹による音楽の解説本だ。 個人的に購入に至ったのは、スガシカオが紹介されているからである。 スガシカオに対する印象は、全く村上春樹と同じものだったため、何か親近感のようなものが芽生えた。 分かる人にはわかると思うが、スガシカオの無理に飾らない、そして具体的な事物を出さない独特の歌詞はたまらない。

2015/10/31

syota

ジャズ、クラシック、ロック、フォークなど幅広いジャンルのミュージシャンを取り上げている。いつもながら村上春樹さんの文章は柔らかで表情豊か。抜群の比喩のうまさも健在で「(シューベルトのピアノ・ソナタは)雨天用運動靴並の冷ややかな扱いしか受けてこなかった」というフレーズなどまさに絶妙。内容面では、やはりジャズについての文章に最も深みを感じる。特に、抜群のテクニックを誇るマルサリス(トランペット奏者)の演奏がなぜ退屈なのかを論じた文章は、ジャズという音楽の本質に関わる問題を取り上げていて興味深い。

2016/04/19

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